いいわけはできないお客様には言い訳できません。「あれはこうだったから」「相手がこうこなかったからうごけなかった」などなど・・・こんな役者間の事情はお客様はしったことではありません。お稽古中でも本番でもお芝居の後に言い訳が出るようではまだまだ、舞台上で役として息吹がでていない気がするのです。なぜならば、我々が生きるのに言い訳は存在しないと思うのです。言い訳するときは自分を正当化するとき。自分が行動のもととして考えれば、良い事も悪い事もすべて結果にたいしては自分の責任だと思うのです。私どもの職業も、どんな職業も言い訳はお客様には関係ない、そんな思いがします。私もふんどしを締め直して芸術を見つめ直したいと思います。