一番いいのは軍隊スタイル。

組織として、もっとも無駄がないな、と感じるのは軍隊スタイルであります。

上官が居て、配下が居る。
上官の命令で一糸乱れぬ行動を展開する。

聞いた所によりますと、陸軍と海軍では文化なども違うと言いますが・・・
命令一つで目的を遂行する、その行動力、組織力というのは理想のスタイルだと感じます。

何故一糸乱れぬ行動を展開できるのか。
何故命令一つで目標に向かっていけるか。

軍隊にいた事ないからわかりません。

でも、実際に僕と同じ人間がこのような行動をとれる。
なんでだろう・・・

想像するに・・・色々な要因があると思います。
それが仕事だから、
そういう教育を受けてきたから、
そういう思想だから・・・
こういうスタイルだから・・・
などなど・・・
他にももっともっとあると思います。

一番はその人々が一糸乱れぬ行動をとるに値する『何か』がきっとあるんだと思います。
その『何か』はそこにいる人々が納得している『何か』であると思います。

もし、僕の居る座が軍隊スタイルであったとして・・・
演出家は所謂命令を出す側になってくる。
僕は逃げ出さずにいられるだろうか・・・
自分の部下のやっていることに責任を持てるだろうか。
他の人が一糸乱れぬ行動をとれる環境を作ることができるだろうか・・・
僕は自分を捨てる事ができるだろうか・・・

理想は軍隊スタイルであったとしても、
僕が逃げない上官にならない限り・・・それは単に力で押さえつけているだけになってしまう。

命令系統は一つである、一糸乱れぬ軍隊スタイルは・・・
そこに所属する全ての人が、お互いに尊敬し合え、目的を共有できた時に初めて実現するのかなぁ～と思ったりする。

軍隊スタイルとは程遠いけれども・・・
理想とは程遠いけれども・・・
作品を作っていく中で、誰と言わず、尊敬し合え、尊重しあえる組織を一つ一つ作っている。