先日、座の稽古で女性陣の芝居に対して一つのキーワードを伝えました。
それは『覚悟』であったり『抑圧された思い』だったりという言葉なのですが…
それは『覚悟』であったり『抑圧された思い』だったりという言葉なのですが…
この物語の女性は、エジプトという土地から逃げてきます。
逃げてきた理由は嫌な結婚相手と結婚させられそうになったから…
逃げてきた理由は嫌な結婚相手と結婚させられそうになったから…
そうした鬱積した、抑圧された思いを爆発させる前に、『逃げる』という”覚悟”、捕まったらひどい目に合う、という恐怖を女優陣にはイメージしてもらっています。
その抑圧された思い、我慢、辛抱、決断、覚悟、恐怖というようなモノが徐々ににじみ出てきました。こうした思いというのは…一つに偏りがちになってしまうことがままあります。例えば…抑圧された思いを爆発させるが如く…叫んでしまったり…確かに、そうした感情が表に出る場合もあると思います。
しかしながら…覚悟を決めた時…「捕まったら連れ戻される、更に酷い生活が待っている」という現実と天秤にかけた時…にじみ出てくる声、表情というものがあると思うのです。
それを実現するが如く、女優陣は今、懸命に役に向かい合っています。モノの言い方はもちろん、視線、仕草、動作、表情に至るまで…
細かいところまでイメージして、役作りを行なっております。
最初からはそんなものは出て来ません。何回も何回も何回もやり直して、作り直し…作っては壊し、壊しては作る…
その繰り返しの中で…だんだんと”抑圧された思い”だったり”苦しみ”だったり”覚悟”というものが出てきはじめました。
もちろん、女優陣だけではありません。男性陣も役に向かい合っています!歩き方一つ、手の仕草一つ、丁寧に・・・何回も何回も繰り返しております!
今回、アクションも入りますので、男性陣はその部分の練習・稽古も積んでおります。毎回の稽古で動きが機敏に且つ、決まるようになってくると…ワクワク度が増してきます!
女性も男性も…
稽古場に熱気というか…なにかこう、アツい雰囲気が充満してくる稽古場になってきました♪♪
