今日、稽古場にて。
入ってくる人、入ってくる人に言われた言葉。
「稽古場、間違えたかと思いました。」

なぜ、みんな・・・
間違えたと思ったか・・・
それは、演出の席に座っている人間が、
前回座っていたのと違かったから。











正確に言えば、椅子に座っていた人間は同じ。
ぼくが坊主頭にしたから、違う人間に見えて、
「間違った?!」
と思ったみたい☆

なぜ、ぼくが坊主にしたか、というと・・・
一言で言えば『反省』である。
付け加えるなら『気合を入れた』ということ。

何を反省したか、というと・・・
演出家として、とある一つの事を言葉で伝えることが出来なかったから。
ここ最近のお稽古を見ていて、
とあるシーンで、なぁんか足りないなぁ~と思っていた。
それがなんなのか一昨日わかった。

ぼくはその足りない『何か』について明確にわかった時、自分が情けないと思った。
女性陣については2月からお稽古を始めていて・・・
その”なんとなく足りないと思っていたモノ”って言うのが実は、
”そこに必ずなければいけないモノ”だと気付いた時…
ぼくは本当に情けないと思った。
舞台演出家として、この大事な部分を見落とし、且つ、役者さんにイメージをしてもらう『言葉』を伝えてなかったのだ。

致命的だ。

二年くらい前のぼくだったら、こんなことはしていなかったと思う。

昔のぼくだったら、もう、ダメだ、と思って演出家を辞めたかもしれない。
演出家の仕事である”イメージを伝える”事を知らず知らずのうちに放棄したわけだから。
けれども、今は・・・辞めたくない。
だから猛省した。二度とこんなことが起こらないようにカタチに残すことにした。


反省と言えば、昔から五厘刈り。

とある女優さんの感想。
「髪の毛洗うの楽そうでいいですね☆」