今日は、『きかっけのやりとり』ということについて考えてみました。
よく、お芝居の勉強を開始されたばかりの方から
『台詞のキャッチボールをするにはどうしたらいいんですか?』
と聞かれます。
この言葉は間違っているとは思いませんが・・・私にはしっくりこない部分があります。
それは・・・台詞だけに注視してしまうと危険だと感じているからです。
お芝居は台詞だけでは成り立ちません。確かに台本から得られる情報で一番多いのは台詞の部分ですが…表情もあったり、仕草もあったり、視線もあったりします。
台詞だけのやり取りだ思っている方は永遠に表現者にはなれないって思います。
台詞だけのやり取りだ思っている方は永遠に表現者にはなれないって思います。
たとえば、演劇やアニメ、洋画を見ているお客様は勿論、その作品の脚本を見ながら、鑑賞するわけではありません。ですので、お稽古や練習するときに、台詞の言い方や言い回し、文字の面ばかり気にしないようにすることが大事かと思います。
実際のお芝居では自分のきっかけ、他者のきっかけを十二分に取り入れて、動作のひとつである、「会話」が成り立つと思うのです。おしゃべりしている時に、言い方を気にしながらしゃべっても相手に伝わらない時って多いと思いませんか?何よりも違うところに気を遣ってしまって、重要な論点だったり本当の気持ちだったりがボヤけてしまう事が多いと思います。ですので、しゃべるときも聞くときも文字の面ばかりを追うのではなく、その人の表情、語気などを出来れば体温、勢いなども含めて会話できると良いと思います。
実際のお芝居では自分のきっかけ、他者のきっかけを十二分に取り入れて、動作のひとつである、「会話」が成り立つと思うのです。おしゃべりしている時に、言い方を気にしながらしゃべっても相手に伝わらない時って多いと思いませんか?何よりも違うところに気を遣ってしまって、重要な論点だったり本当の気持ちだったりがボヤけてしまう事が多いと思います。ですので、しゃべるときも聞くときも文字の面ばかりを追うのではなく、その人の表情、語気などを出来れば体温、勢いなども含めて会話できると良いと思います。
よく、
「あなたがこう言ってくれないから、私はこう言えない」
と言う事を見受けることがあります。
おしゃべりだけ変えれば、はたして、思うような言い回しができるのでしょうか。物言い(台詞回し)にだけ固執すると、それにとらわれてしまい、仕草や動作がおいつかなくなってくると思いますし、同時に、(これはまた、別途記述しますが・・・)相手のあるお芝居の事ですから、その言い回しは取り込んで自分で処理し、出力することができなければ、これまた役者さんとは言えないと私は考えています。
お芝居は気持ち、きっかけ(間)のやり取りである。そう、考えています。
