アンテナを張る、という表現があるかと思います。
役者も演出者もそうだと思うのですが…
いろいろな情報に対して敏感であることが大切な事の一つだと思います。

何故アンテナを張るか。
テレビのアンテナの様に、色々な情報をキャッチして、自分の中に取り入れるために、
より広く、より多くのアンテナを張っておくことは有利だと思います。

そして、このアンテナとあわせて持っておきたいのが・・・
センサーの役目をする人間の五感です。


目、耳、口、鼻、皮膚・・・
みること、きくこと、あじわうこと、かぐこと、かんじること・・・

色んなセンサーは人間にはついています。
良いセンサーとは何か。
それは・・・機械をイメージして言うのであれば・・・
 ものすごく小さいものを見つけられるセンサー
 ごくごく小さいものを聞くことができるセンサー
 微量の匂いを嗅ぎ分けられるセンサー
・・・こういうものが良いセンサーの一例だと思うのです。

舞台上やお稽古で起こる状況をこれらのセンサーで感知し、アンテナで収集した情報とあわせて反応すし、動く。

これが役者でも演出者でも必要な事の一つだと私は思うのです。