乱暴なんですけどね・・・
役者さんは物語を読んだら「主役」「脇役」というのを勝手に決めてはいけないと思います。
心で思ったとしても、口に出してほしくないですね。
「私は脇役だから」
とか
「メインだから頑張ろう」
とか
そういう事を聞くと・・・思ってしまうのが・・・
「お前より、そのキャラクターの方が賢明に生きとるわ!」
ということです。
「私は脇役だから」
とか
「メインだから頑張ろう」
とか
そういう事を聞くと・・・思ってしまうのが・・・
「お前より、そのキャラクターの方が賢明に生きとるわ!」
ということです。
ましてや、台詞の多い少ないで主役、脇役を決めるなんて愚の骨頂だと思います。
それを他人(役者)が判断していいわけありません。
物語を客観的に見るのはとても大事なことですが、
しかし、役作りの上において、主役だから/脇役だからというのはあまり役にたたない情報だと思うのです。
読者やお客様が主役/脇役を決めるのは・・・感想であって、役者さんが考えてしまうと役に向かう際には邪魔な考えではないでしょうか。
しかし、役作りの上において、主役だから/脇役だからというのはあまり役にたたない情報だと思うのです。
読者やお客様が主役/脇役を決めるのは・・・感想であって、役者さんが考えてしまうと役に向かう際には邪魔な考えではないでしょうか。
舞台上に生きているキャラクターに真摯に向かい合い、役をつくる。
そこに、役者の感想が入る余地はないのではないかと考えています。
この間も書きましたが、役をつくる際、役者の事情やお稽古場外のことを持ち込むことは忌避しなければいけません。
そうした余計なことが意味の無い所作をつくり、余計な固定観念を生み、もっと言ってしまうとお芝居自体に制限をつけてしまうと思います。
物語も自分の役が常に所謂主役であるとし、読んでみると違った解釈が得られるかもしれません。
同時にひとつの物語の中でも、自分の役が主となる場面、脇となる場面を見つけてみるのも面白いかもしれません。
私は全ての役は常に主役であり、常に脇役あり、
登場人物、キャラクターはその世界で賢明に生きている、そう考えています。
登場人物、キャラクターはその世界で賢明に生きている、そう考えています。
