師匠と弟子

僕が今、主な活動の場としている新和座。

実は座のメンバーは僕がとある専門学校での教え子です。
もちろん、もう学校の卒業したので「先生」と呼ぶ人は居ません。
しかし、僕の事を「師匠」と呼ぶ人は居ます。

学校の時であれば…僕は「先生」でしたから、
学校のカリキュラムに沿って、僕の持てる技術が思考を教授していました。
しかし、今は、職種は違うだけで仲間だと思っているのです。

しかし、一回り以上違う子たち。
やっぱり、先生というか・・・師匠の役回りっていうのもあります。
そして・・・・
弟子と言いながら・・・僕が教えているふりをしながら、
彼、彼女たちの感性や技術を奪う時があります。

それぞれ、生まれも育ちも好みも違う人が集っているわけです。
そうした人間、役者が色々な技を磨く。
だからこそ、僕もしれっと盗む。奪う。
技術の交換と言いましょうか、日々彼らから学ぶ事も多いのであります。