昔・・・いや、最近もたまに言われることがある。
「私にももっとダメ出ししてください」
と。

やなこった。

僕は神様でもないし、聖人でもないから、完全に平等にとはいかないまでも・・・
稽古場や講座で、役者さんや役者さん修行中の人には平等に接しているつもり。

何をもって平等か、というのはわからないけれども、
少なくとも、僕から見ればダメ出しの「時間」や「数」や「内容」でないことは確か。

不肖ムトウ、その人その人に合うであろうダメ出しを心掛けております。
数も言い方も方法も・・・
そりゃあ、足りない所もあるかも知れませんが・・・・

それに僕は思う。
他人に向けられたダメはその人だけのものなのだろうか・・・
少なくても僕は、表向き特定の人に向けたダメ出しをしている時、
意識は全員に向いている時があるのです。