このブログをご覧の皆様の多くはお芝居に関わってらっしゃる方だと思います!

世の中にはたくさん”役者”さんがいます。いつぞやも書きましたが、「今日から役者です!」と名乗れるのが資格が一切いらない役者という職業なのですが、やはりプロフェッショナルとアマチュアという大きく分けて2種類が存在すると思います。

プロフェッショナルとアマチュアの違いは何なのか。

色々な定義があると思います。
 ・お金をもらっているかどうか。
 ・経験
 ・うまいか、へたか
・・・などなどこの二つを大分するのにはいろいろな要素があると思います。

私はこの二つを分けるのには
『相手の都合で仕事ができるかどうか』
という事だと理解しています。

それでは相手の都合とはなにか。。。それは色々な事が考えられます。
 ・お仕事を頂いている先の予算
 ・お仕事先の監督さんや演出のイメージややり方
 ・お仕事先の制作スケジュール
などなどです。
これに沿うように仕事をこなして行く事がプロフェッショナルだと考えています。

よく始めたばかりの方に多いのですが、
『コレがないとできません』
という言動を聞きます。

こういうことを言っている内はアマチュアだと思うのです。

プロフェッショナルは与えられた条件の中で自分の力量を発揮する事が求められます。
だから、お金が発生して仕事になるのだと考えています。
自分のイメージが破れないで、上記のようなことを言っているようではまったく仕事にならないのは容易に想像ができると思います。

アルバイトなどでもそうでしょう。
お金が発生している仕事をしているのに、
「自分のやり方とマッチしてないのでできません」
という言い訳をしている人を雇い主は使うとは思えないですし、
仮令、それを言ったとしても、柔軟に考えをめぐらさなければ、そこからは
2度と仕事はこないのではないでしょうか。
また、こうした事を言う事自体、既に'ギャグ'だと思います。


プロフェッショナルの役者さんとは、
「限られたモノの中でやれる」
そんな方々だと私は考えています。