といっても、
雑に扱ったり、
破いたり、
泥水につけたり…
ということではなくですね・・・

台本や脚本にいっぱい書き込みを!

ということが言いたいのです~
台本や脚本に情報を書き込むことは
役に向かい合うために非常に有益であり、必要な要素であります。


色々なアイデア、関係性、自分なりのヒント、ダメを出された箇所のチェック、
他人がダメを出された箇所とその内容、気持ちの変化が起きたであろう箇所、
約束段取り、出はけ、仕草のヒントなどなど・・・書き込む事はたくさんあると思います。
人間の記憶は非常に曖昧ですから、書きこまないと忘れてしまいますし、
次回以降のお稽古中にも見て確認できますし、
練習においても、その書き込みはお稽古場と同じようにいろいろと
ヒントをもたらしてくれると思うのです。

そうした情報を一つ一つ積み重ね、検証し、表現していく事でまた繰り返すことによって、少しずつ役に向かいあえるのだと私は考えています。

経験則でのお話ですが、脚本が汚くなっている、よく読み込まれ、よく書き込まれている役者さんは、柔軟に対応でき、すばらしい表現をされているような気がします。

台本は自分で創るもの、だと思うのです。