A5を過ぎると、住宅地の裏山を入っていく。
ホントに民家がすぐそこに見える地元民しか知らない裏山道を
全国から集まった500名ほどのランナーが通るのだから驚きである。
ロードとトレイルをつなぎ、中間地点飯能のエイドへ。
ここでは、ドロップバックを受け取れる。
dameoが用意したドロップバックの中身。
・ジェル8個
・アミノ酸
・クエン酸
・メガシャキ
・前日もらった炭酸ジュース(入れっぱなし)
・ベースレイヤー
・ウインドシェル
・靴下
実際に使ったのは、
メガシャキと着替えくらい。
靴下は、drymaxを使用していた為、全く蒸れがなく、着替え不要。
(スゴイぞ!drymax!)
他、エネルギー系は、エイドが充実していたため
背負っていたジェル半分位余っていた。
一応、11時間分を補充する。
(結局、ゴール時かなり余り、500gほど余計な荷重がかかってしまった)
デジカメも朝方ゴール出来ると思い、ドロップバックにしまうが
まさかの大失速で、これは持ち歩けばよかったなぁ、と後悔。
さて、話をレースに戻すと
A6~A7まではほぼフラットなトレイル。
ここで、キロ9分ペースに落ちていた。
フラットなのに、このペースはおかしい。。。
前半ハセツネサブ11レベルを30分ほど下回るタイムできていたので
初回だから、まぁ誤差もあるさ、と思っていたが
この考えが、なめていた。
・・・舐めきっていた。
A7までは、何とかペースを保てたが
A7~A9まで、大失速!!!!
全歩き!!!
前半、明らかに飛ばしすぎていた。
(抑えていたつもりなのに・・・)
とくに、A8~A9間が地獄だった。
やってもやっても終わらないアップダウン。
ロードとトレイルが交互に繰返す。
下りがキツイ。
あー下り終わった、と思ったら、
また登り。
下っては、またロードに出て
またトレイルに入る。
漆黒の闇のなか、これを10回位、いやそれ以上?
繰返す。
無限に感じた。。。
全く変化がない。
高低図で見ると、登り基調なのだが、
全く登っている気がしない。
登りも下りも関係なく、
とにかく、辛い、の一言。
脚はとっくに終わっているなか、
ついに、精神的にも狂ってきた。
しかも、寒い。
エイドで温かい飲み物をすするのを
唯一の希望に、ただただ歩く。
この区間、ほぼ記憶がない。
とにかく、眠かった。
比較的安全なロードの区間は、
寝ながら歩いてみたりした。
ふらふらな状態で、ついにA9へ。
ようやく、生きている心地を取り戻せる場所に着いた。
夜のコースは生と死だ。
エイドが生で、コース上は全て死www
「死者の世界を彷徨い歩く」って表現は大げさだが
メンタルもフィジカルも弱っているなか夜の山を山行すれば
それに近い世界を体験できる。
このレースではエイドが充実していた、と評判だが
ホントにそう感じた。
応援をうけ、温かい飲み物をすすると、多少、生きている心地を取り戻せる。
A9でも3度目のボディケアをしてもらった。
休んでいる間に、夜があけてきた。
A6飯能を出てからここまで、12時間。
1区間4時間のペースにまで落ちている。
前半:11時間。
後半:16時間。
大体のゴールを読んで、「10時ころ着く」と嫁にTEL。
ここまで来たんだからと、最後の気合で、腰をあげ
エイドを出発。
あとは、ちょっとアップダウンがあって
下るだけ。
県民の森のピークを過ぎて、あとは下るだけ!
だが、この下りが鬼畜だった。
たった600mくらいの一気下りなんだけど、
死亡しきっている脚にとっては、明らかなる拷問。
走りたいけど、痛い。そして、歩くwww
4,5名にパスされていく。
流石に、ちょっとガンバロウと思って
ちょこちょこ走りで、山を下る。
しかーーーし。
やってもやっても、下り終わらん!!!!
まだ下るのか!?、まだ下るのか!?を延々と繰返す。
木々が黃葉している。
普段だったら、とても美しく最高に気持ちのいー下りの感じなんだけど
このコースでは、別格・別次元のものだった。
それでも、最後にふさわしい美しい森。
写真に残したかった。
ハセツネで言うところの、日ノ出山からのご来光。
伊豆TJで言うところの 、だるま山からの夕陽。
に近いものがある。(経験してないけど・・・)
遅い選手には、遅い選手なりの楽しみがあった。
FTRは、県民の森からの黃葉。がご褒美。
下り切ると、秩父巡礼4番めの札所がある。
途中、墓地を通る。
ココを深夜に通った速い選手は、さぞかし不気味な思いをしただろうwww
札所を出て、ロードを4kmくらい走ってゴールの羊山公園。
羊山公園までは、最後のロード登り。
ここで、リミットが吹っ切れた!
登りキロ5分台、いつものペースに復活!!!
2名ほどパスし、最後だけは疾走して
ゴーーーーーーーーーーーーール!
やりっきた・・・
やりきった・・・???
順位を意識にするには、実力が伴っていない。
来年、チャレンジするには実力不足。
もっと力を付けて出直してみたい。
そんなタフなレースだった。
削られまくっているが、凛とその山容を留めている武甲山。
その勇姿にダメージを受けても受けても「ちゃんと走り切れ!」
と言われているような気がした。
出直します!
ボランティアの方々、ありがとうございました。
とにかく、
・エイドが充実!
・ゴミが落ちていないキレイなレース。
・タフなアップダウン。十分過ぎるトレイル率。
この3点に尽きる。
おススメします!




