前回に引き続き、よく質問を受けることをお伝えします。
Q7.体質改善とは具体的にどういうことですか?
A7.病気になり易い体の状態(病証)を改善するという事です。
代表的病証には以下の4つが挙げられます。
1) 脾虚証
日本人に多く見られます。
胃腸が弱く、筋肉の弾力性が弱いタイプ。
肩こり・腰痛になり易い、元気が出ないなどの特徴があります。
2) 腎虚証
高齢者や過労気味の方に見られます。
元気が不足している、うつ的になっているなどの特徴があります。
3) 痰飲
むくみやすい、水分代謝が悪いタイプ。
頭痛・めまい・吐き気などの症状が見られます。
4) 瘀血証
血液の循環が悪く、デトックスが低下した状況になっています。
難病・癌・精神疾患などで見られます。

重症の方は上記証が合併している場合が多いです。
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鍼灸治療に興味のある方・受けてみたい方は以下のホームページをご覧下さい。
http://muto-shinkyu.com/

前回に引き続き、よく質問を受けることをお伝えします。
Q4.鍼灸院以外に自宅でできることは何でしょうか?
A4.当院では自宅施灸をしていただいています。
その方の体質改善に役立つポイントが中心となっています。
症状に応じた体操を行っていただく場合もあります。

Q5.鍼と灸の違いは何ですか?
A5.鍼は痛みを緩和すること、筋肉の緊張・コリをやわらげることに向いています。
灸は元気を高めること、冷えを改善することに向いています。
熱証タイプの方は鍼中心に、冷え症タイプの方は灸中心に治療することが多いです、

Q6. 症状が改善したら、通院する必要はないですか?
急性の症状であれば、通院する必要はありません。
慢性の症状や加齢に伴う症状の場合はメンテナンスを目的に1回/2-3週通院されることをお勧めします。

他に質問がありましたら、お待ちしています。
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良く鍼灸治療中に質問されることについてお伝えします。
Q1.押すと痛かったり、鍼が痛いと体の状態が悪いのでしょうか?
A1.急所(みぞおちなど)や骨の際は誰でも押されると痛いです。
 しかし、状態が悪いと普通より強く痛むことはあります。
 鍼が痛いのは状態が悪い訳ではなく、刺激に敏感もしくは刺激が強い(鍼が太過ぎるなど)のどちらかです。

Q2.鍼をしている時に、その周囲や全く違う場所に何かが伝わったような感じがするのは異常ですか?
A2. 何かが伝わったような感じを「鍼の響き」と言います。
「鍼の響き」があると効果が出易いと考えられています。

Q3.痛みがある場所以外に鍼をするのはどうしてですか?
A3.痛みがある部位は炎症がある可能性があるためです。
炎症部位に鍼灸をすると悪化する恐れがあるので気をつけています。

他に質問がありましたら、お待ちしています。
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慢性の腰痛や背中の痛みには幾つか原因があります。
その中には側弯症が原因となっていることもあります。
ご自分で自覚している方もいらっしゃいます。

側弯症は治らないと思っている方が多いですが、当院では側弯症の治療を行っております。
背骨のゆがみを調整することで、軽い側弯症だったら3回位でほぼ正常になります。
重症の側弯症でも軽減します。

もし慢性的に背中や腰の片方ばかりこったり、痛んだりする場合はご相談下さい。
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最近飛行機に何度も乗る経験をしました。

今まで耳鳴や耳閉感を訴えている方から、
「飛行機に乗ると耳が痛くなる。」
「耳が詰まった感じになり、なかなか改善しない。」
というお話を聞いていましたが、今回上記症状を改善するポイントが分かりましたのでお伝えします。

飛行機に乗った際の耳痛・耳閉感は鼓膜の内側と外側での気圧の差によって起こります。
鼓膜の内側と外側での気圧の差を調節しているのが耳と鼻をつなぐ管である耳管です。
耳管は普段閉じていますが唾を飲み込んだり、あくびをすると開きます。
したがって飴をなめるなどして唾をのみ込んで予防することも大切です。

耳痛・耳閉感に対しては、耳の下から2cm位後方の翳明への指圧が効果的です。
もし飛行機に乗る機会があればお試し下さい。


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目の疾患で予防しなければいけないものとして緑内障があります。
緑内障を放置すると視野が欠けてしまい、元に戻らなくなります。
現在失明の原因の1位になっています。

緑内障の危険因子として眼圧の上昇があります。
眼球の中で角膜や水晶体を栄養している房水という液体の流れが悪くなることが原因とされています。
房水は眼球から脳内の静脈→首の静脈→心臓に流れていきます。

頸部の筋肉のこりは首の静脈の循環を悪くします。
したがって鍼灸では脳内の血液の循環を改善したり、頸部の筋緊張を改善する治療を行います。
使うツボとしては曲池が効果的です。


眼圧が極端に上がらなければ自覚症状はないので、緑内障を見つけるには定期検診をお勧めします。

ツボの位置については以下のブログの「目のトラブル解決(3)をご覧下さい。
http://ameblo.jp/muto-shinkyu/
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スマホ・パソコンを使っていると目の疲れが出る方は少なくありません。
本の読み過ぎで目が疲れている場合もあると思います。

目の疲れに対しては、目の血流を改善するツボを使います。
眉頭にある攅竹、後頭部にある天柱、風池などが効果的です。



目の疲れはメガネの度があっていない、緑内障・斜視などの眼科疾患でも起こりますので重症の場合は眼科受診をお勧めします。
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前回のメルマガで耳を扱いましたが、今回からは目のトラブルについてお伝えします。

目のトラブルの中で多いものとして「老眼」があります。

老眼は加齢とともにレンズの役割を果たしている水晶体が硬くなり、調節力が低下することによって起こります。

主に近くのものを見ることが難しくなります。

 

老眼に対して鍼は効果的で、治療直後に見やすくなることも多いです。

小さな字が見やすくなったり、鍼に糸を通しやすくなったりします。

また、視界が明るくなることも効果として現れます。

 

老眼に対して良く使うツボとして眉頭にある攅竹があります。

攅竹への指圧は目の疲れに効果的ですのでお試し下さい。

 

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高齢になると難聴で苦労している人が多いです。
「補聴器を買ったが雑音が多く、肝腎の話が良く聞こえない。」、「高価な補聴器を買ったが、いつ落としてしまうかと心配で使わないことも多い。」などの苦労話を良く聞きます。

聴力が低下する原因として、「加齢」があり、高音領域での聴力低下があります。
もう1つ「騒音性難聴」も問題です。
中位の音の領域で聴力低下が認められます。
ライブハウスなどで非常に大きな音を聞いたり、ヘッドホン・イヤホンを長時間使うことは聴力低下につながる恐れがあります、

したがって加齢と騒音性難聴が合併するととても状態が悪くなります。
聴覚を司る神経細胞は約3、500個と少なく、1度駄目になると回復不能とされています。
くれぐれも耳に負担をかけない生活を送っていただきたいと思っております。

追伸
当院では耳鳴の鍼灸治療を行っています。
耳鳴は現代医学で治療法がなく、鍼灸で効果があります。
しかし、聴力低下に対しては治療法が今のところありません。
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腰痛・膝関節症・股関節痛・指の痛みなどで整形外科を受診したら、「変形性関節症です。関節の軟骨がすり減っています。老化現象です。」と言われた方はいらっしゃいませんか?
整形外科の診断から「絶対に治らない。」と思いがちですが、鍼灸治療をするとかなり楽になります。


変形性関節症を改善するポイントとしては、
1.    関節の血流を改善する。
2.    関節を支える筋肉の力をアップする。
3.    体重を減らす(手指は関係ないです)。
以上の3点が重要です。


1の関節の血流は鍼灸治療で改善可能です。
2の関節を支える筋肉の力をアップするは筋力トレーニングをしていただく必要があります。
3の体重を減らすは1番難しいかもしれません。

いずれにしても変形性関節症は痛み・動きが改善可能な疾患です。
あきらめないで対処してみて下さい。
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