年齢を重ねると、腰が曲がって歩いている方を見かけることがあります。
腰が曲がると実年齢より老けて見えるだけではなく、歩く際に下肢の筋肉へ大きな負担がかかるため、疲れやすくなってしまいます。
実は「腰が曲がっている」と思われる方の多くは、本当に腰が曲がっているのではなく、股関節が曲がっていることが少なくありません。
股関節が十分に伸びなくなると、身体は前かがみになり、結果として腰が曲がって見えるのです。
さらに股関節が曲がると、その影響で膝も曲がります。
股関節と膝が曲がった状態で歩くことになるため、太ももの筋肉を常に使い続けることになり、とても疲れやすくなります。
このように股関節が曲がったまま固まってしまった状態を「股関節屈曲拘縮(こかんせつくっきょくこうしゅく)」といいます。
長時間の座り姿勢や運動不足、加齢による筋肉の柔軟性低下などが原因となって起こります。
当院では、股関節の柔軟性を回復させる治療を行っています。
特に腸腰筋や梨状筋など、股関節の動きに関わる筋肉へアプローチし、股関節がしっかり伸びる状態を目指します。
股関節の柔軟性が改善すると、姿勢が良くなり、歩きやすさや疲れにくさの改善も期待できます。
【腰曲がり予防に最も大切なのは背筋力】
腰の曲がりを予防するためには、股関節の柔軟性だけでなく、背筋力を維持することも非常に重要です。
背筋力が低下すると、身体を支える力が弱くなり、前かがみの姿勢になりやすくなります。
ご自宅で簡単にできる背筋力トレーニングをご紹介します。
【うつ伏せ背筋運動】
①うつ伏せになります。
②両手を身体の横に置きます。
③無理のない範囲で胸を少し持ち上げます。
④そのまま5秒間キープします。
⑤ゆっくり戻します。
これを5〜10回行いましょう。
腰に痛みがある方は無理をせず、持ち上げる高さを少なくしてください。
【肩甲骨寄せ運動】
①椅子に座るか立った状態で背筋を伸ばします。
②両肩を後ろへ引きながら肩甲骨を寄せます。
③5秒間キープします。
④力を抜きます。
これを10回繰り返します。
この運動は姿勢改善にも効果的です。
毎日少しずつ続けることで、腰曲がりの予防につながります。
いつまでも若々しく元気に歩くために、股関節の柔軟性と背筋力を意識してみてください。
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自由が丘ムトウ針灸院
院長 武藤 由香子
東京都目黒区自由が丘1-13-14
自由が丘スカイビル703号
TEL:03-6421-4117
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皆さんはご自身の姿勢を意識したことがありますか?
スマートフォンやパソコンを使う時間が増えたことで、猫背や巻き肩になっている方が増えています。
姿勢の悪化は単に見た目の問題だけではありません。実は心や体の健康にも大きな影響を与えています。
今回は、姿勢改善によって得られる4つのメリットをご紹介します。
【1.肩の関節の動きが良くなる】
巻き肩になると肩関節が前方に引っ張られ、肩の動きが悪くなります。
特に五十肩の方では、巻き肩を改善することで肩関節の可動域が広がり、腕が上がりやすくなることがあります。
肩の痛みや動きの悪さがなかなか改善しない方は、肩そのものだけでなく姿勢にも目を向けることが大切です。
【2.呼吸が深くなる】
猫背になると胸郭(胸まわり)が圧迫され、肺が十分に広がりにくくなります。
その結果、呼吸が浅くなり、疲れやすさや集中力の低下につながることがあります。
反対に姿勢が良くなると胸が開き、自然と呼吸が深くなります。
深い呼吸は自律神経を整える効果も期待できます。
【3.気持ちが明るく積極的になる】
姿勢と心は密接に関係しています。
うつむいた姿勢や猫背の状態では、気持ちも落ち込みやすくなることが知られています。
一方、背筋を伸ばして胸を開く姿勢をとると、前向きな気持ちになりやすくなります。
最近、マイナス思考になりやすい方や気分が落ち込みやすい方は、まず姿勢改善から始めてみるのも良い方法です。
【4.見た目が若々しくなる】
年齢を重ねても姿勢が良い方は若々しく見えます。
逆に顔のお手入れを頑張っていても、猫背や巻き肩のままだと実年齢以上に老けて見えてしまいます。
姿勢が良くなると首が長く見え、胸が開き、全体的に健康的で若々しい印象になります。
アンチエイジングの第一歩は、実は姿勢改善なのかもしれません。
【当院で行っている姿勢改善治療】
当院では巻き肩や猫背に対する鍼灸治療を行っています。
肩関節の可動性を改善し、前胸部のの筋肉の緊張を緩和し、正しい姿勢を取りやすい状態へ導いていきます。
姿勢が改善すると肩の動きや呼吸、気分の状態などにも良い変化が現れることが少なくありません。
【おすすめのセルフケア】
姿勢改善には広背筋を鍛えることがおすすめです。
広背筋は背中の大きな筋肉で、姿勢を支える重要な役割を担っています。
ご自宅で簡単にできる方法をご紹介します。
①椅子に座るか立った状態で背筋を伸ばします。
②両腕を前に伸ばします。
③肘を後ろに引きながら肩甲骨を寄せます。
④背中の筋肉を意識して3秒キープします。
⑤ゆっくり元の位置に戻します。
これを10回程度、1日2~3セット行ってみてください。
肩がすくまないように注意しながら行うのがポイントです。
姿勢を改善することは、肩の動きや呼吸だけでなく、心の状態や見た目の若々しさにも大きく影響します。
ぜひ今日から姿勢を意識してみてください。
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これから暑くなるにつれて、「のぼせ」が辛くなる方が増えてきます。
特に、
・顔がほてる
・頭が熱い
・汗をかきやすい
・寝苦しい
といった症状がある方は注意が必要です。
更に、
・お腹が冷える
・足が冷たい
・胃腸の調子が悪い
などの「冷え」が同時にある場合は、身体のバランスが崩れている状態で、対応が難しくなります。
このような状態を「冷えのぼせ」と呼ぶことがあります。
のぼせがあると、つい冷たい飲み物やアイスなどを多く取りたくなります。
しかし、冷たい物を取り過ぎると、お腹が冷えて胃腸の働きが低下し、食欲不振・だるさ・下痢などにつながることがあります。
そのため、なるべく温かい飲み物や胃腸に優しい食事を取ることをお勧めします。
一方、のぼせに対しては、頭部を冷やすことが効果的です。
保冷剤や冷たいタオルを使い、
・頭
・後頭部
・首
などを冷やしてみて下さい。
また、足の冷えに対しては、お灸で温める方法がお勧めです。
特にお勧めのツボは以下の2つです。
【三陰交(さんいんこう)】
内くるぶしの最も高い所から、指4本分上にあるツボです。
冷え・婦人科症状・胃腸の不調などによく使われます。
【湧泉(ゆうせん)】
足の裏で、足の指を曲げた時に最もへこむ部分にあります。
身体を温め、疲労感を改善する作用があります。
また、お腹の冷えには、
【神闕(しんけつ)】
おへその中央にあるツボです。
がお勧めです。
※おへそへの直接の施灸は低温やけどに注意し、市販のお灸を使う場合は説明書をよく読んで行って下さい。
なお、上半身は熱がこもりやすいため、上半身へのお灸は控えるようにして下さい。
冷えとのぼせが同時にある方は、自律神経の失調を伴っていることが多くあります。
無理に冷やし過ぎず、「上は冷やして、下は温める」という調整を意識することが大切です。
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自由が丘スカイビル703号
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こんにちは。
自由が丘ムトウ針灸院です。
頭痛・腰痛・生理痛など、慢性的な痛みに悩まされている方は多くいらっしゃいます。
そのような時、痛み止め(消炎鎮痛剤)を服用すると、一時的に症状が楽になることがあります。
しかし、消炎鎮痛剤には痛みや炎症を緩和する作用がある一方で、胃腸障害などの副作用があります。
また、長期間にわたって服用を続けることで、腎機能に負担がかかる場合もあります。
「薬を飲まないと仕事や家事ができない」
「毎月、生理痛のたびに痛み止めを飲んでいる」
「頭痛薬が手放せない」
このような状態が続いている方は、身体からのサインかもしれません。
鍼灸には、痛みを緩和する作用があります。
その理由の一つとして、鍼の刺激によって脳から「エンドルフィン」という物質が分泌されるためだと考えられています。
エンドルフィンは、身体の中で痛みを和らげる働きを持つ物質です。
そのため、鍼灸治療を行うことで、頭痛・腰痛・生理痛などの慢性的な痛みが軽減し、痛み止めの服用量や頻度を減らせる場合があります。
薬を減らし、「薬に頼りすぎない身体を目指す」
そのための選択肢として、鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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皆様、こんにちは。
いよいよ夏本番。毎日暑い日が続きますが、体調はいかがでしょうか?
「体がだるい」「食欲がない」といった、いわゆる「夏バテ」を感じていませんか。
実は、夏の不調の大きな原因は「冷え」にあることが多いのです。
■ 夏の体は「外」と「内」から冷やされている 現代の夏は、体にとって非常に過酷です。
・外からは、クーラーによる冷気。
・内からは、冷たい飲み物や食べ物。
このダブルパンチによって、自律神経が乱れ、深刻な「内臓の冷え」を引き起こします。
特に食欲不振は、冷たいものの摂り過ぎで胃腸が動かなくなっているサインかもしれません。
そんな夏の不調にこそ、おすすめしたいのが「お灸」です。
「暑い夏にお灸?」と思われるかもしれませんが、温めることで血流を改善し、内臓の機能を呼び覚ますことが、夏バテ解消の近道なのです。
本日は、夏バテに効果的な「4つのツボ」をご紹介します。
■ 夏バテ・冷えに効くツボ処方箋
1. 食欲不振・胃腸の疲れに【足三里(あしさんり)】
松尾芭蕉も旅の途中に据えていたという、養生の代名詞。胃腸を活発にします。
•場所: ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみから指幅4本分下がったところにあります。

2. お腹の冷え・下痢に【神闕(しんけつ)】 おへそのことです。
お腹を芯から温めることで、消化器のトラブルを和らげます。
•場所: おへその真上です。(※台座付きのお灸を使用するか、お腹全体を温めるようにしてください)

3. 足の冷え・むくみに【三陰交(さんいんこう)】
冷えの改善には欠かせない、血を整えるツボです。
•場所: 足の内側のくるぶしから指幅4本分上がった、骨のキワにあります。

4. 疲労回復・エネルギー補給に【湧泉(ゆうせん)】
「泉が湧く」という名のリフレッシュのツボ。足元の冷えにも有効です。
•場所: 足の裏の土踏まずから少し上、指を曲げた時に一番凹むところにあります。

夜のリラックスタイムに、ぜひご自宅でお灸を試してみてください。
お灸のやり方やツボの正確な位置が気になる方は、来院時にいつでもお尋ねくださいね。
この夏を、お灸の力で健やかに乗り切りましょう!
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TEL:03-6421-4117 HP:https://mutoh-shinkyu.com/
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こんにちは。
自由が丘ムトウ針灸院です。
最近、
・何となくだるい
・のぼせる
・頭が重い
・食欲が落ちる
・眠りが浅い
このような症状が増えてくる時期になりました。
春から夏へ向かう時期は、気温や湿度が大きく変化するため、自律神経が乱れやすくなります。
特に夏になると、「のぼせ症状」が強くなる方が増えます。
東洋医学では、気が上に上がり過ぎている状態と考えます。
そのような場合、当院では後頭部や足首にある「中封(ちゅうほう)」というツボなどを使い、上に上がった気を下げる治療を行います。
すると、
・頭がスッキリする
・のぼせが軽減する
・眠りやすくなる
などの変化が見られることがあります。
一方で、夏は「冷え」にも注意が必要です。
クーラーで身体を外から冷やし、さらに冷たい飲み物・アイス・そうめんなどで中から冷やしてしまうと、身体の深部が強く冷えてしまう場合があります。
特に、
・食欲不振
・胃もたれ
・下痢
・疲れやすい
などの症状は、冷たい飲食物の摂り過ぎが原因となっていることも少なくありません。
東洋医学では、このような状態を「脾虚(ひきょ)」と考え、胃腸の働きを高める治療を行います。
また、夏は熱帯夜による睡眠不足も体調不良の大きな原因になります。
「クーラーをつけると身体が冷えるから」と我慢してしまう方も多いですが、暑さで眠れない状態の方が身体への負担は大きくなります。
クーラーを弱めにかけながら、快適な睡眠環境を作ることをお勧めします。
夏本番になる前に、自律神経を整え、体調を崩しにくい身体を作っていきましょう。
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「整形外科で検査をしても異常はないと言われたのに、腰痛がなかなか治らない…」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
実はこのような腰痛には、見落とされがちな原因が2つあります。
────────────────────
■原因① 筋肉の支持力が弱い「姿勢性腰痛」
────────────────────
姿勢性腰痛とは、腰を支える筋肉の力が弱く、正しい姿勢を維持できないことで起こる腰痛です。
主な原因は以下の通りです。
・運動不足による筋力低下
・長時間のデスクワークや同一姿勢
・猫背や反り腰などの不良姿勢
・加齢による筋肉量の減少
このタイプの腰痛は、レントゲンやMRIでは異常が見つからないことが多いのが特徴です。
東洋医学では、この状態は「脾虚証(ひきょしょう)」と考えます。
■脾虚証とは
脾とは胃腸の働きを含めた「消化・吸収・エネルギー産生」を担う機能です。
脾虚証になると、栄養をうまく吸収できず、筋肉に十分なエネルギーが行き渡らなくなります。
その結果、筋肉の支持力が低下し、姿勢を保てず腰痛が起こります。
当院では、脾の働きを高める鍼やお灸を行い、筋肉の回復と姿勢の安定を目指します。
────────────────────
■原因② 軽い側弯による腰の歪み
────────────────────
もう一つの原因は「軽い側弯(そくわん)」です。
側弯とは、背骨が左右にゆがんでいる状態です。
軽度の場合、検査では「問題なし」と判断されることもあります。
しかし実際には、骨格のバランスが崩れているため、
・特定の筋肉に負担がかかる
・左右差が生じる
・慢性的な痛みが出る
といった状態になります。
この場合、筋肉だけをほぐしても根本的な改善にはつながりません。
当院では、脊柱のアライメント(骨の配列)を整える施術を行い、
腰の歪みそのものにアプローチしていきます。
────────────────────
■あきらめる必要はありません
────────────────────
「検査で異常なし=原因がない」ではありません。
筋肉の支持力や骨格のバランスといった視点から見ることで、
改善の糸口が見つかることは非常に多いです。
長年続いている腰痛でも、適切なアプローチを行えば改善は可能です。
なかなか治らない腰痛でお悩みの方は、
ぜひ一度、鍼灸治療を試してみてください。
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自由が丘ムトウ針灸院
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
こんにちは。
自由が丘ムトウ針灸院です。
春は「三寒四温」と言われるように、暖かい日と寒い日が交互に訪れ、
さらに1日の中でも気温差が大きい季節です。
このような環境では、身体が気温の変化に対応しきれず、
体調を崩しやすくなります。
今回は「三寒四温を乗り切るためのポイント」についてお伝えします。
――――――――――――――――――――――
■気温変化で体調が崩れる2つのタイプ
春の体調不良には、大きく分けて2つのタイプがあります。
1)気温が上がると調子が悪くなるタイプ
2)気温が下がると調子が悪くなるタイプ
それぞれ対処法が異なります。
――――――――――――――――――――――
■気温上昇で不調になる「熱証タイプ」
暖かくなると、
・のぼせる
・頭が重い
・イライラする
・顔がほてる
といった症状が出る方は「熱証タイプ」です。
このタイプは、体の中に熱がこもり、上に昇っている状態です。
当院では、鍼を中心に
「気を下げる」治療を行い、
頭に上がった熱を下に引き下げて
全身のバランスを整えていきます。
――――――――――――――――――――――
■気温低下で不調になる「寒証タイプ」
一方で、寒くなると、
・冷えやすい
・体がだるい
・痛みが出やすい
・元気が出ない
といった症状が出る方は「寒証タイプ」です。
このタイプは、体が冷えてエネルギーが不足している状態です。
当院では、お灸を中心に
体をしっかり温め、
血流とエネルギーの巡りを改善していきます。
――――――――――――――――――――――
■春に多い「頭がボーっとする・眠くなる」症状
春になると、
・頭がボーっとする
・日中眠くなる
・やる気が出ない
といった症状を感じる方も多くなります。
これは「副交感神経が優位」になっている状態です。
自律神経には、
・活動モードの交感神経
・リラックスモードの副交感神経
の2つがあります。
副交感神経が優位になると、
身体は休息モードに入り、
・眠気が強くなる
・集中力が低下する
・ぼんやりする
といった状態になります。
春は気温の上昇や環境の変化により、
このバランスが崩れやすくなります。
当院では、このような状態に対して
自律神経のバランスを整える
「効果的な治療ポイント」を選び、
一人ひとりに合わせた施術を行っています。
――――――――――――――――――――――
■三寒四温を乗り切るために
春の体調管理で大切なのは、
・自分が「熱証タイプ」か「寒証タイプ」かを知ること
・その状態に合ったケアを行うこと
です。
体調が不安定な時期こそ、
適切なケアを行うことで
むしろ体質を改善するチャンスにもなります。
気になる症状がありましたら、
お気軽にご相談ください。
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「最近、疲れやすくなった」
「食欲が落ちてきた」
「筋力が落ちてきた気がする」
このような変化を感じていませんか?
今回は
アンチエイジングの方法(9)
「フレイル」についてお伝えします。
■フレイルとは何か?
フレイルとは、
健康な状態と介護が必要な状態の中間の状態を指します。
加齢に伴い、
体力や筋力、認知機能などが低下し、
心身が弱ってきている状態です。
この状態を放置すると、
転倒や病気をきっかけに一気に悪化し、
介護が必要な状態になるリスクが高まります。
しかし、フレイルは
適切な対策を行うことで
「健康な状態に戻ることができる」
という大きな特徴があります。
■フレイルの主なサイン
・疲れやすい
・食欲が落ちている
・体重や筋肉量が減ってきた
・活動量が減っている
これらは見逃されやすいですが、
とても重要なサインです。
■東洋医学からみたフレイル
東洋医学では、
フレイルの状態は主に
「腎虚証」と「脾虚証」
として捉えます。
・疲れやすい → 腎虚証
(生命力・エネルギーの低下)
・食欲低下・筋肉量の低下 → 脾虚証
(消化吸収・栄養の低下)
この2つが重なることで、
身体の回復力が低下し、
フレイルの状態へと進んでいきます。
■鍼灸でできること
当院では
・腎虚証に対する治療でエネルギーを高める
・脾虚証に対する治療で消化吸収を改善する
ことで、身体の内側から回復力を高めていきます。
その結果
・疲れにくくなる
・食欲が改善する
・筋力が維持しやすくなる
といった変化が期待できます。
■いつから対策すべきか?
フレイルは
80代以降に増えると言われていますが、
実際には
60代・70代からの対策が非常に重要です。
この時期にしっかりケアを行うことで、
将来の健康状態は大きく変わります。
「まだ大丈夫」と思っている今こそが、
最も重要なタイミングです。
健康寿命を延ばすために、
ぜひフレイル対策に取り組んでいきましょう。
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年齢を重ねると、**嚥下力(飲み込む力)**が低下してくることがあります。
嚥下力が低下すると、食べ物や飲み物が誤って気管に入ってしまう
**「誤嚥(ごえん)」**が起こりやすくなります。
誤嚥が繰り返されると、肺に細菌が入り
誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
誤嚥性肺炎は高齢者にとって非常に注意が必要な病気です。
日本では肺炎は高齢者の死亡原因の上位にあり、その多くが誤嚥性肺炎と言われています。
特に高齢者の場合、誤嚥性肺炎の死亡率は約20~30%程度とされており、
重症化すると命に関わることもあります。
つまり、健康寿命を延ばすためには
嚥下力を維持することが非常に重要なのです。
【鍼灸による嚥下力の改善】
鍼灸では、嚥下に関係する
・舌の筋肉
・喉の筋肉
などの働きを高める治療を行います。
特に舌の筋肉(舌筋)は、食べ物を喉へ送り込むために重要な働きをしています。
舌の動きが弱くなると、食べ物が喉にうまく送られず誤嚥が起こりやすくなります。
鍼灸では舌や喉に関係する経絡を整えることで
嚥下力の回復をサポートします。
【東洋医学から見た嚥下力低下】
嚥下力が低下している方は、東洋医学的には
・脾虚証
・肺虚証
になっていることが多く見られます。
■脾虚証
脾は東洋医学では消化吸収や筋肉の働きを司る臓です。
脾虚になると
・胃腸の調子が悪い
・疲れやすい
・筋肉の弾力性が低下する
といった状態が起こります。
そのため、嚥下に関係する筋肉の働きも弱くなります。
当院では胃腸の働きを整え、
体全体の筋肉の働きを高める治療を行います。
■肺虚証
肺は東洋医学では
・呼吸
・免疫
・気の巡り
に関係しています。
肺虚になると
・風邪を引きやすい
・咳が出やすい
・体力が低下する
などの症状が出やすくなります。
肺の機能が低下すると
風邪などの感染が起こりやすくなり、誤嚥性肺炎になるリスクが高まります。
【嚥下力を高める舌の体操】
嚥下力が低下している場合は、
舌の筋肉(舌筋)を鍛える体操がとても効果的です。
ご自宅で簡単にできる方法をご紹介します。
① 舌出し体操
舌をできるだけ前に突き出し、
5秒キープします。
これを5〜10回行います。
② 舌上下運動
口を開けたまま
舌を
上(上あご)
下(下あご)
へゆっくり動かします。
10回ほど行いましょう。
③ 舌左右運動
舌を
右の口角
左の口角
へ交互に動かします。
これも10回ほど行います。
④ 舌回し体操
唇の内側をなぞるように
舌を大きく回します。
右回り10回
左回り10回
⑤ 発声トレーニング
「パ・タ・カ・ラ」
と大きな声で発音します。
これは口や舌、喉の筋肉を鍛える
嚥下リハビリとして有名な方法です。
これらの体操を毎日1~2分行うだけでも嚥下力の維持に役立ちます。
【まとめ】
年齢を重ねると
・筋力
・バランス力
・視力
などと同じように
嚥下力も低下してきます。
しかし、
・鍼灸治療
・舌の体操
を組み合わせることで
嚥下力を維持・改善することが可能です。
「最近むせやすくなった」
「飲み込みにくい」
という方は、早めの対策をお勧めします。
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