赤堀雅秋脚本・演出
『世界』
先日、私が尊敬している役者さんの一人
風間杜夫兄さんが出演されている
「世界」観てきました。
赤堀さんのたわいない会話の中に潜む毒。
早乙女太一さんの今時の男子っぷりが素晴らしかったし
お父さんお母さんのなんてことない日常会話に泣けてきたりして
終わって楽屋にご挨拶に伺った時にそんなことを、話したら
「そんなことがわかる歳になったか」
とら言われた。
「今年５０になるのです！」
というと
「まだまだこれからじゃないか」
この歳になってくると
皆環境が変わってくることもあって
続けられなくなったり
色々見えてきたり
悩んだり
諦めていったり
微妙な年頃ですが
なんか、昔から知っている風間さんのそんな言葉にエールのような勇気を(勝手に)いただいた。
数年前、公演終わりの風間さんを捕まえて
無理難題をお願いしたことがあり
それがきっかけで初めてお芝居や仕事の話をガチでさせていただいたのだけど
常に好奇心とチャレンジ精神と賢さとエネルギッシュさとチャーミングさを損なうことなく
前進し続ける風間兄さんは私の心の師匠の一人なのです。
初舞台をご一緒させていただいたのは、わたくし23歳だもの。
遠すぎる風間さんの背中を気配だけでも感じながら…
走るのだ。
「世界」もね、
色々それぞれあるんだけど
そんなちょっとした灯が感じられたのが
よかった。