2023年12月24日日曜日のマチネ観劇。



刀ミュの現場に来られるとは、夢のような話です。すごいクリスマスプレゼント。このタイミングで観劇できるという事でもう大喜び!!



千葉北西部の地元駅から、武蔵野線→有楽町線と乗り換え2回して、ゆりかもめに乗り市場前駅へ。日比谷や池袋に行くより楽で早かった。ありがとうございます!!



市場前駅、初めて降りました。現在社会人の子供たちが小さい頃、キッザニアに連れて行った事思い出しました。



駅も初、劇場ももちろん初。最初で最後かな?IHIステージアラウンド東京。なかなか覚えられず。


ステアラと呼ばれているんですね。



一瞬の隙を縫って。ファンの方々が、交代でお気に入りの写真を接写していました。



天候に恵まれました。海も見えて、本当に綺麗だった。


spi さんが刀ミュ初出演後から、SNSを通じて仲良くなった、推しを同じくする推し友さんたちに会えて、しばらく外で立ち話をしていても寒くなかった!


どんなアプローチの記事にしようかと数日考えていましたが、spiさんとの出逢いは2.5次元舞台との出逢いなので、spi さんと、2.5次元の関わりについての思いを綴りたいと思います。


双騎出陣の感想は、


素晴らしかった!毎日観たい!!本当におめでとうございます、夢を見ているような時間でした。


…くらいに留めておきます。


私は所謂、単なる舞台好きで、審神者(さにわ🟰刀剣乱舞-ONLINEのプレイヤーの呼称らしい?)でもなく、考察やネタバレほぼ触れておりません。





spiさんとのご縁は、2016年4月に上演された、舞台『黒子のバスケ』THE ENCOUNTER(以下、くろステ)から。





spi さん曰く、自分の事をモブと何かでおっしゃっていたようでしたが、とんでもない!


推しチーム秀徳高校のキャプテンで、大きい身体で冷静沈着。怒ると怖いけど編み物とアップルパイが大好きという公式設定の大坪泰介役だったので、大注目していました。


2次元では緑間推しでしたが、2.5次元では絶賛大坪推しとなり、


その後の、アメリカのアーティスト、キース・ヘリングの生涯をミュージカル化した『ラディアント・ベイビー』では、クラブ歌手として熱唱と素敵なダンスを披露。


18歳の体育会系男子からの、ゲイバーのスター歌手へ、華麗な変身を遂げたspiさんに腰が抜けるほど驚いたあの日。


この人を一生観続けていたい。


生涯で2人目の推しの誕生の瞬間は、とても衝撃的でした。



元々演劇好きでしたが、一生推すと誓った今井雅之さんがお隠れになり、あまりの辛さに私は舞台から一度離れました。


2015年5月27日を境に、私はワクワクを自ら一度捨てました。


劇場の空間にいると、最期の時まで入院中にも関わらず舞台挨拶に立たれた今井さんの、痩せて骨ばって、でも一生懸命笑顔でお話されていたお顔が脳内に浮かびます。


最盛期のマッチョなお姿からはあり得ない、今井さんのお顔を思い出して、泣けて仕方がなかったからです。


歩くのもやっとなのだとわかったし、声もうんとか細くなられて。


今井さんが、生涯最初で最後の推しと思っていました。



漫画なら、キャラクターが死ぬ事はないと安心して当時息子に借りて夢中で読んでいた、漫画『黒子のバスケ』。


息子のものでしたが、売ると言うのでお譲りいただきました。


オレンジとグリーンが大好きな私は、オレンジユニで髪と瞳の色がグリーンの、秀徳高校の緑間くんに運命を感じ、とにかくお気に入りでした。


チームはもちろん秀徳箱推し、緑間くんの先輩方や同級生の高尾くんも、自分の息子を応援するような気持ちで、ドラマを見守っていました。


舞台はもう観ないと決めたのに、黒バスの舞台化のニュース!そして、週刊ジャンプでキャストビジュアルが次々発表されました。


すごい再現度に、秀徳高校メンバーがリアルに観れる気になり、もうこれは観ずにはいられないとなりました。


今井さんとのお別れからほぼ1年経っていました。劇場に入った瞬間のワクワク感を久しぶりに味わって、板の上で全力パフォーマンスを繰り広げるキャストさんを観て、手に汗握り、泣いたり笑ったり。


バスケの試合のシーンでは、結果はわかっているし、演技と思っていても自然と拍手が。


キャストさんの、床に落ちた汗を拭きにモップ隊が出たほど。


ああ舞台ってすごい、面白い!!続編あるよね?!


となりました。私の人生に、ワクワクが戻りました。



黒バスは全30巻で最終回までもちろん舞台でやってほしいと思い、アンケートに書きました。


その後ももちろん完結まで続きましたが、その間ずっと大ワクワクです。


ですから、刀ミュや他2.5次元舞台をワクワクと観劇する観客の皆さんの気持ちはとてもよくわかるのです。


秀徳高校バスケ部キャプテンの大坪spiさんは、スポットライトが当たらない場所でも、誰よりも高くジャンプしていて、ダンスが超上手いとSNSで評判でした!


その後、spi さん個人の活動を追う、『推し活』がスタート。


でも、spi さんを追いながら素敵な作品やすごいキャストさんとも出会い、その他のキャストさんも追わずにいられない。


そして今井雅之さんのお仲間ががんばっている演劇も素晴らしくて、応援しない選択肢はなく。


現在の、私の活動となりました。



今井雅之さんだけを推し続けた30年。兵庫県の、豊岡から役者になると固く誓い、故郷を離れて。


まず、そのステップとして、陸上自衛隊をやめ法政大学入学を果たして、これといったつてもなく単身上京した、当時23歳の今井さん。苦しい時の方が多かったのではないかと思うのです。


私が今井さんと出逢ったのは、1987年1月でした。なんと成人式の年。逆算してください笑


今井さんは、代々木のお風呂なしアパートに住み、アルバイトしながら節約のため、自転車で現場やオーディション会場などに向かうという生活していた頃。


自己実現のための荊の20代を、今井さんも頑張ってるのだからと励まされ、今井さんに比べたら、こんなの大した事ないと苦難を乗り越えてきました。1年に1度は舞台を観て面会して、賞賛と近況をお手紙に書き綴って、


それはお互いが結婚しても続きました。家族も全員、有名になった今井さんの舞台は連れて行きました。


精神的な支えとも言える今井さんを、失った時のショックたるや。




そこは、懲りました。ですから、私はもう1人を推すことはしない。spi さんは、最推しです!


spi さんと共演されたのがきっかけで、ファンになったキャストさんはもう数え切れません。


今、私がフォローしている団体さんやキャストさんは、元を辿ればspi さんか今井さんです。


今井さんは2.5次元とは縁がなかったし、晩年映像に力を入れていらした。


2.5次元舞台というジャンルを、これだけ深く知る事ができたのは、spi さんのおかげだなあと。


今や、舞台芸術の一つの大きなジャンルとも言える、2.5次元舞台。日本の宝とも言えそうです。




舞台『「仮面ライダー斬月」-鎧武外伝-』2019年3月に観劇しました。



突然の仮面ライダー笑


何をお伝えしたいかと言えば、spi さん応援で行った真剣乱舞祭で、また衝撃だった丘山晴己さんがとても気になっていました。


さらに、くろステで気になっていた小沼将太さん。色黒の、アメリカ育ちの青峰というキャラクターを演じるにあたり、ハワイに自腹で行って肌を焼いたという、インタビュー記事が印象に残っていました。


そして名優大高洋平さんがご出演とあり、これは観なければとなりました。


そして、東映の特撮作品初の2.5次元舞台化というのも興味深々で、仮面ライダーの、特撮を駆使した映像での変身シーンは、舞台上でどのように表現されるのか?など、もう興味が抑え切れない!!


このように、2.5次元舞台には、キャストスタッフ(演出脚本家や振付家さんなど)ファンや、もちろん元コンテンツファンも集客でき、キャラクターに深い愛を持つ方が、生身のキャストがそのキャラクターをどう演じるのか観たいとか、


この仮面ライダーのように新旧特撮ファンと、主要キャストさんに元Jの方もいらして、アイドル好き風女子に、さらに舞台ファンも加わり、


色々な期待と興味を持った、普段舞台鑑賞はされていないだろうと思われる、特撮ファンや関係者さんと思われる男性もかなり多め。


刀ミュのような女性でほぼ埋まる客席とかなり違った空気感でした。


でも、観劇後に近くに座っていた特撮ファン男性グループの方々が、


「舞台面白いな!」

「劇団四季とか、観てみようかな?」


と、興奮しながら口々に言い合っている。それに、私はまた感動!!これです、2.5次元の力。舞台を観たことがない人が、舞台にハマる。



ミュージカル刀剣乱舞に感謝。舞台好きが本当に増えたと実感しています。刀剣男士が出演するミュージカルは、そのキャストさんのファンが少なからず応援に入ります。


新規のファン開拓そして集客につながるため、グランドミュージカルの主催者は、刀剣男士に注目していると聞いた事があります。


spi さんは2.5次元舞台に重きを置いていて、2.5を世界に持っていくのが自分の役目くらいに思っているとおっしゃっている方なので、本当に楽しみです。


個性を消し、徹底的にキャラクターに心を寄せ、自分なりの解釈も加えながら、原作ファンを大切に演じてくださる皆様。


その世界観を、ステージ上で驚くほど再現してくださる、スタッフの皆様。


くろステ全シリーズ通して観劇して、2.5次元の素晴らしさがよくわかりました。


バスケの試合を本当にステージ上で再現し、推しチームが負けるとキャストも観客も泣きました。もちろん私も。不思議な体験!!


千子村正役の太田基裕さんも、くろステで見事な悪役をゲスト的に出演され、演じていらっしゃいました。その節は感動ありがとうございました!!見事な悪役っぷりにスカッとしました。


太田さんspiさんにとっても、今作品はお二人が中心となり作り上げた事もあり、生涯の宝物のような作品なのではと思います。



この度の公演は、もちろんミュージカル刀剣乱舞の作品ではありますが、日本が誇る2.5次元ミュージカルの最高峰として、世界に行くべき作品です。


1部ラストのシーンは美し過ぎて、思い出すだけで泣けるほど。言葉はいらないと思いました。


いつか、このニ振りで世界中を回ってほしい!!


2.5次元舞台は、カラーコンタクトレンズを入れたりしますし、裸に近い衣装あり、逆に重たい衣装や、頭飾りまたは武器を持つ。


それらを、2次元キャラクターのように着こなし扱えなければいけません。


観客を夢の世界に誘うため、キャストさんにのしかかる重圧を考えると、感謝しかありません。


2023年の、観劇納めに相応しい作品でした。




大病したため、配信観劇決め込んでおりましたが、推し友さんたちの愛に支えられて一緒に観劇が叶いました。


推しさんにも推し友さんにも、感謝感謝と何度言っても足りないほど。私の、生きるための大きなパワーになっています。


私が今井さんの喪失を乗り越えて、舞台を楽しみ、舞台を頑張る皆様を応援するパワーを取り戻したのは、spi さんのおかげです。改めて、2023年の終わりに感謝。


今井さんに夢中なあまり、今井さんの周りで舞台を支えていた皆様への感謝を忘れていた罪滅ぼしもあり、死ぬまでspi さんや、舞台頑張るキャストスタッフさんを、薄く広く身の丈で応援したいと思っております。


最推しは間違いなくspiさんですが、ここで言うのも変かも知れませんが、なるべく多くの方の応援したいので、私は誰のファンクラブにも入りません。自分の中の、ささやかな公平性を保ちたいので。

 




大きな夢を叶えたspi さん。夢が叶った審神者の推し友さん。本当に、本当におめでとうございます!!!



最後に公式サイトと宣伝動画のリンクを貼ります。12月31日まで上演中。世界に誇るべき、2.5次元舞台の、



ミュージカル『刀剣乱舞』

千子村正 蜻蛉切 双騎出陣

「万の華うつす鏡」


気になっている方はぜひ劇場でご覧いただけたらと思います!!






お怪我なく、千穐楽まで全員ゴール祈念しております。


スタッフキャストの皆様におかれましては本当にお疲れ様です。公演をとにかく無事終えて、ホッとして良き新年をお迎えくださいませ。


感動をありがとうございました!!