シュレック世代と言われる人たちは、2回りくらい下なのかと思われます。私は、原作未履修でいきなり日本版シュレックのミュージカルを拝見しました。





結論を先に。楽しかった!!



泣いて笑って感動して、立って拍手バンバンしてきました。パワーチャージさせていただきました。




シュレック・ザ・ミュージカルは奇跡の集合体。

あれだけの神がかりなビジュアルと、実力を兼ね備えたキャストさんが大集合。

シュレックに出演すると、生まれた時から決まっていたかのような、すごいキャストさんばかり!!

そして最推しspiさんが主演で座長。これは奇跡ではなく、spi さんの才能と実力ゆえと信じております。

残念ながら第7波にのまれてしまったspiさんシュレックを、カンパニーの皆さんが全員でカバー。

spi さんシュレックを休ませながら、アンダースタディ鎌田誠樹さんが代役を努め、再び幕が開いた。

そして、半ば諦めていたのですが、感動の大千穐楽公演を、私は劇場で観ることが叶いました!

若いキャストさんは、どうなるのかと不安でいっぱいだったと思います。もちろん大人のキャストさんスタッフさんも不安だったことは間違いなく、それでも。

不安を乗り越え、奇跡を起こした。

物語もさることながら、私はそのことにとても感動いただきました。


若いキャストの皆さんに、大人のギリギリの頑張りを見せる事ができた。そのことが嬉しい。頑張っていれば良いことがあると、脳に刻み込まれたと思います。


ギリギリで幸運を引き寄せるパワーを生み出すのは、利他精神だと思うのです。


とても尊い空間でした。

カテコでの、皆さんの晴れ晴れとした笑顔でのご挨拶は、本当に心に響くものでした。

努力しても報われないことは確かにあるけれど、だからと言って努力をやめたら終わり。

頑張り抜いた先に掴める幸運は、決して棚ぼたではない。

そういう学びとともに、孤独なシュレックが友情を知り、恋をして、やはり孤独だったフィオナ姫と結ばれて、永遠の愛を掴み取る過程を見せていただいた。とても感動的なストーリー。

初日は配信公演を観劇しましたが、笑ってばかりでした。でも、大千穐楽は泣けて泣けて。シュレックのドラマと、公演再開の感動が絡み合って。ボロボロに泣けました。


子供向け親子向けと銘打っているシュレック・ザ・ミュージカル。アラ還のオバチャンも大感動です!!

spiさん不在でも、座長の留守をしっかりと守って下さった、素晴らしいカンパニーの皆様へのエールになればと、グリーンの服を着てソックスなんかも買ったのですが、肝心のトップスがグリーンじゃないとダメでしたね!反省です!!





でも、拍手だけは頑張りました。お陰様で、全身の血行が良くなりました。

冒頭の、7歳のシュレックが親元離れるシーンから泣いてしまい、ロバのドンキーとのやり取りや、フィオナ姫との不幸合戦からのオナラ勝負?!


涙目のまま、今度は腹筋崩壊するほど笑ったシーン!笑いの効果で、健康寿命がきっと伸びました。

ファークアード卿の一挙手一投足に目を奪われ、ジンジャーブレッドマンの声や、ドラゴンの歌に耳を奪われて、おとぎの国のキャラクターのダンスもとても楽しくて、衣装も眼福。


3人のフィオナ姫の歌は切なくて美しくて、胸打たれました。

パンフレットを何度も読み返して、キャストさん全員Twitterフォロー完了。
(Twitterのアカウントない方2名いらっしゃいました涙)


またいつか、皆さんにお会いできる日が来ますように。素晴らしいパフォーマンス、堪能いたしました。1年中やっていて欲しい!!

本公演が本当に楽しみです。DVDは厳しいと思いますので、せめて音源CDが欲しい。

こんなに楽曲が素晴らしくて、さらに歌唱力表現力が卓越したキャストさんが揃って、何も残らないなんて!!

心の中にしか残らないのが、また舞台の良さでもあるかもしれませんが。

一生懸命脳内録画しましたが、認知症になる可能性もありますので、ぜひご検討のほどよろしくお願いいたします。

兎にも角にも、本当にお疲れ様でした!素敵な物語を一生懸命届けてくださったこと、心より感謝申し上げます。



私事ですが、2020年コロナ禍初年度、くも膜下出血のため4ヶ月半入院し、寝たきり。車椅子に乗ることから始まり、次にサークル歩行器からの杖、そしてリハビリの末杖なしで歩けるようになりました。

 

千葉住みですが、遠出は不安で杖を使うこともありますが、朝から雨脚が強く、傘と杖は無理なので家に置いてきました。


観劇後には雨も止み、楽しい気持ちで足取り軽く帰宅。青空も広がり、また感動的でした。


趣味が観劇で、リハビリの目標は表向きは復職でしたが、生き甲斐でもある観劇が再びできるようになりたくて、前だけを見て頑張ってきました。


頑張ってよかったなあと、心から思いました。観劇の頻度は減りましたが、数少ない現場入りで、推しさん不在なのにこんなすごい感動をいただけて、とても嬉しかったです。


くも膜下出血で倒れた私を、子供たちが見ていることをとても意識しました。病に負けて、家にこもって暮らすか、克服して元通りになれるか。


どんな姿になろうと、やれるだけのリハビリをした結果なら受け入れようと思いましたが、私はほぼ病気前のように生きています。


子供たちが私のような歳となり脳卒中になる日が来たら、思い出して頑張れるように。


そんな事も思いつつのリハビリの日々でした。


シュレック大千穐楽までのバタバタは、ハッピーエンドのための布石。


そんな風に思えてなりません。かつての自分のようでした。
 

シュレックの初めての友達で相棒役の、吉田純也さんが、自分も初めて読むという、療養中のspi さんからの、手紙をカテコで読んでくださって、「これで全員揃った!」と言ってくださりまた涙。


天使の集団が集まるステージは、キラキラと輝き眩し過ぎるほど。


お別れが、本当に寂しいです。


沢山の感動をありがとうございました!!💐✨💚また少しでも早く、本公演で皆さんに会えますように。