小学校の給食には、牛乳がつきものですよね。





ひと昔前、私が小学生だった頃には


「牛乳はカルシウムたっぷりで骨を強くするから、健康のために毎日飲みましょう!」


と言われていました。

親も学校の先生も、自分自身もそのことを疑ったことはありませんでした。


ただ、私は牛乳が嫌いだったので、

いつも臭くて嫌だな〜、と思いながら無理して飲んでいました。


それが、今は逆に


牛乳を飲むことは健康に良くない


という意見が主流になっていますね。


牛乳の問題点


①乳糖不耐症

 牛乳中の糖分である乳糖を分解する酵素ないか、少なく消化不良になり、お腹がゴロゴロしたり、下痢をおこしたりする。

日本人の3人に2人はそうだと言われている。



②カゼイン

 牛乳に最も多く含まれているカゼインタンパクは、人間には消化できないものが多く、分解されずに腸管にとどまると、発癌物質であるニトロソアミンなどを作りだしてしまう。→乳がん、前立腺がんなど


 αカゼイン…牛乳のカゼインの約55パーセントを占める。人間は消化できない。


 βカゼイン…牛乳のカゼインの約15パーセントを占める。人間が消化できる。


 その他カゼイン…牛乳カゼインの約30パーセントを占める。人間は消化できない。



③超高温殺菌

 通常、販売されている牛乳の多くは120〜130度で2〜3秒の殺菌を行なっているものが多く、これにより、牛乳中の有効なタンパクが変性を起こしてしまう。

(70〜80度で変性してしまう)


→カルシウムやビタミンを損なわない低温長時間殺菌法63度30分、もしくは高温短時間殺菌法72度15秒いずれかであるパスチャライズ牛乳が良い。



④ホモジナイズ処理

 牛乳に含まれている脂肪球に圧力をかけて、脂肪球を砕いて均質化すること。塊をなくし、サラサラにする。


パスチャライズ牛乳では、キサンチンオキシダーゼという酵素が失活していません。それをホモジナイズして、未消化のまま体内へ吸収されやすくしてしまうと、心臓や脳に多く含まれるリン脂質を酸化し、血管壁にへばりつくような脂肪酸にしてしまうめ、心筋梗塞や脳梗塞の原因となるおそれがある。

→ノンホモジナイズ牛乳が良い。


⑤カルシウム吸収阻害

 牛乳にはカルシウムが多く含まれていますが、吸収を阻害するリンも比較的多く含まれており、多量摂取により、腸管からのカルシウムの吸収を妨害することが起こり得ます。

→骨粗鬆症のリスクがある。



⑥餌の問題

 牛は草食動物なので、本来は放牧し、牧草を食べて育つ。しかし、一般的な牧場では、乾燥させた牧草に、トウモロコシや大豆などの濃厚飼料を加えたものを与えて育つ。この濃厚飼料は乳量を増やすためには欠かせないが、その多くを海外の輸入に頼っている。

そして、そのほとんどが遺伝子組み換えである。

それを、間接的に私達は口にすることになる。



⑦ホルモンの影響

 一般に市販されている牛乳は、搾乳期間が年間300日あり、出産前の2ヶ月間を除いたすべての期間、搾乳されている。妊娠期に搾乳された牛乳は、非妊娠の乳牛より、はるかに多くの女性ホルモンを含んでおり、多量の牛乳摂取は、初経の低年齢化など、女性の性成熟に関連するという結果の論文もある。




結論‼️

牛乳を選ぶ際には


・ノンホモジナイズ処理されていないもの

・パスチャライズ処理

・牧草牛


を選ぶことが大切。


,牛乳はあくまでも嗜好品

・牛乳以外の豆乳やオーツミルクなどの代替も考える

・カルシウムは小魚、ワカメ、切り干し大根などから摂る


牛乳について、長々と熱く語ってしまいましたが、子供に「健康のため!」とたくさん飲ませている方もいるんじゃないかな?と思います。


今一度、牛乳の真実を知り、子供への牛乳について考えたいですね。