今朝、ある方から
「(感覚過敏で帽子を被れなかった)うちの息子が、帽子を被れるようになったきっかけや方法を教えてほしい」
という趣旨のメッセージをいただきました。
ええっと、どうやって被れるようになったんだっけ?と思い出そうとしているのですが、、、多分、帽子については「気づいたら被れるようになっていた」という感じで、
いろいろ試してはみたもののNGだったことが多く、何がきっかけで被れるようになったのかが私自身もわかっておりません。
なのでもし「こうやったら帽子を被れるようになったよ!」という経験談やアイディアをお持ちのかたがいましたら、教えていただけると嬉しいです。
私のブログを通じて、質問をくださったかたにお伝えできます。
なお思い出せる範囲で私がしたことと言えば、
・好きなキャラクターものにしてみた
→息子に関して言うと帽子では効果がありませんでしたが、歯ブラシを好きなキャラクターにしたら、それまで嫌がっていた歯磨きがすんなりできるようになりました
・親子で一緒にかぶってみた
→息子には効果はありませんでしたが、友達はこれで被れるようになったと言っていました
・サイズを変えてみた
→ゆるいものよりフィット感のあるものを好みました。ボディイメージの弱いお子さんの場合、帽子に限らず服もですが、ピタッとフィットするものを好むことがあるようです。圧迫刺激を好む子がいるというのは聞いたことがあります
・デザインや素材を変えてみた
→ニット帽とか野球帽はNGでしたが、ある日、全体につばがある形の帽子(=キャップでなくハットと言えばよいでしょうか)にしたら、すんなり被ってくれたことがありました。素材はスエットのようなもので、伸縮性はそれほどなく、上述のとおりジャストフィットする大きさのものでした。この帽子を皮切りに、以後は他の帽子も抵抗なくかぶってくれるようになりました。
⇒ただし感覚統合訓練とか身体アプローチなどに取り組んでいたので、帽子そのものの問題ではなく、全体に過敏性が和らいだゆえに帽子も被れるようになったのかもしれません。これが決め手でした、という答えができず申し訳ないのですが。。。
現段階で私からお答えできるのはこんなところです。
さて今朝いただいた質問をきっかけに、今日は息子が今よりもっと小さかったころのことをいろいろと思い出しました。
その中で、何らかの課題をクリアできた際のポイントとして、「本当の目的ではなく、別なことに意識を向けさせることで本当の目的がクリアできた」ということが結構あったな~ということを思い出しました。
今日はそのことを書いてみます。
あ、そんなことはお前に言われなくてもやってるよ
という程度の話かもしれませんので、悪しからず。
まずは、確か2歳半頃の思い出です。
友人親子と一緒に水道橋の「アソボーノ」に遊びに行き、巨大なトランポリンに乗りました。
![[写真]](https://www.tokyo-dome.co.jp/asobono/area/img/img_index-sea_005.jpg)
(公式サイトの画像をお借りしました)
息子を抱っこしてこの巨大トランポリンに乗せたのですが、一緒に行った友達が楽しそうに飛んだり走ったりするのに対し、息子はフリーズしてしまって一歩も動けませんでした。
私は息子の両手を掴んで一緒にジャンプしようと試みたり、「歩いてごらん!」なんて声をかけたりしたのですが、息子は固まったまま半泣き状態。
これは無理かな~と思ったときにふと思いつき、「ママにタッチして!」と言いながら鬼ごっこの要領で大袈裟に逃げてみたところ、息子は少しずつ動き始め、気づけば笑いながらなんとか私にタッチしようと動きはじめました。これは「しめた!」と思いましたね。
当時息子とは、他の場所で鬼ごっこらしき遊びをやっていたのだと思います。なのでその遊びをトランポリンの上で再現したら、これがうまくいきました。
ジャンプしてほしいとか、歩いてほしいという本当の目的は言わず、気づいたらやっていた、という状態に持って行くのはアリだなとこの時思った記憶が。
それから、比較的最近のことを。
確か半年くらい前、近所の公園で息子とボールを投げて遊びました。が、息子はボール投げが壊滅的に下手くそでした。。。
ほんまでっかTVの澤口先生の本に「山なりのキャッチボールが良い」と書かれていた記憶があり、これをやりたいなあと思ったのですが、
(この本ですね↓)
息子、全然投げられず![]()
「ほらこうやって投げるんだよ」とやってみせたり、息子の背後に回って一緒に投げる動作をしてみたりと試みましたが、なかなかうまくいきませんでした。
この公園には小さなすべり台が真ん中にあり、その日はたまたま貸し切り状態でした。
私は、滑り台を挟んで息子とは反対側に回り込みました。
そして息子からは見えない位置に立ち、滑り台の上を飛び越える形で息子にボールを投げました。すると息子が大喜び。
見えないところからボールが飛んできたのが嬉しかったようです。
「じゃあ今度は君が投げてみて」と声をかけてみたら、ボールを滑り台の上まで投げられるようにがんばり始めました。
そしてその日のうちに何度か成功させることができました。
滑り台を飛び越えて私のほうまで届いたときは、「おーっ!ママのほうまで飛んできた~」と大喜びしました。
この時もまた「上に投げろ」とか「腕はこんな風に動かせ」なんて言うよりも、楽しい仕掛けを考えるほうが成功への近道なんだなあと思いました。
つい忘れがちですけど、親の工夫って大切ですよね![]()
そうそう、息子は靴下もすぐに脱いでしまう子だったのですが、そろそろ靴下をはけるようにならないとヤバいよねと思った時期には、
玄関を出る直前に靴下を無理やり履かせ、すぐに靴を履かせて、間髪を入れずに「息子の大好きな場所に行こう!!」と家を出ました。
息子が靴下を履いていることを思い出す前にどんどん動いて楽しい場所へ行ってしまえ!という作戦で、これを毎日しているうちに靴下も履けるようになったと記憶しています。
もしこれにABA的な要素を加えるなら、靴下を脱いだらその時点ですぐに家に帰る、みたいなことも一案かも。ただ息子の場合はそこまでしなくても、靴下は履けるようになりました。
考えてみれば、子ども向けのワークなんかでも、
数唱の代わりに点つなぎをさせて絵を完成させたり(数字の順に線を結ぶ課題)
運筆練習として迷路に取り組ませたり、というのも同じことなのだろうと思います。
子どもをいかに楽しませるか![]()
なので今なにかクリアしたい課題、習得したいテーマがある場合に、
その目的をあえて隠し、どうしたら楽しみながらその課題に取り組めるだろうと知恵を絞るのは、すごく大切なことなんだと思います![]()
私たち親は、知恵をギューッと絞っていきましょう!!
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