今の幼稚園に息子が入園する前のことです。
最後の最後で、私たち夫婦は、二つの園のどちらにするかで迷いました。
二つの幼稚園は「好対照」でした。
A園は、超がつくほどの伸び伸び園。
B園は、超がつくほどの規律正しい園。
今思えばその中間ぐらいの園が世の中にはたくさんあったはずなのですが、ふたつの園はあまりに対照的で、かつどちらにも魅力がありました。
A園を見学した印象。
控えめに言っても"カオス"でした![]()
めちゃくちゃ楽しいカオス。
学年もクラスも入り乱れ、子どもたちは園内を自由に走り回り、思い思いの場所で好きなように遊んでいました。
自由保育が主、の園でした。
先生たちも全体の中の一員として、子どもたちと楽しそうに遊んでいました。
当時の息子はトイトレ完了前で、ウンチがまだオムツでしかできなかったのですが、先生からは
「無理に外す必要はありません。それはお子さんのストレスになります。幼稚園にお任せください」と言われました。
それを聞いて気持ちがとても軽くなった記憶が。
お子さんの中にはダウン症と思われるお子さんもいました。
どんな子どもも受け入れるというのがその幼稚園の信条でしたが、本当にその言葉どおり、うちの息子も歓迎してくれる雰囲気が溢れていました。
次に、B園を見学した印象。
びっくりするほどきちんとしていました。
一斉保育が主、の園でした。
年少さんの保育の風景を見学しましたが、
全員がピシャーっと椅子に座り、先生のお話を聞いていました。
絵本の読み聞かせの時間だったかな?
立ち歩いている子なんて一人もいなかった。
そして(当然のごとく)全員パンツでした(←見たわけじゃないですよ)
入園したら全員パンツで登園します。中にはお漏らしをしてしまう子もいますが、そうやって覚えるので、という話をされました。
年中さん、年長さんのクラスも見させてもらったと思うのですが、とにかく子どもたち誰もが先生の指示にしたがって動いていて、落ち着いていて、
そうか、幼稚園児でもこんなことができるのか(超ビックリ)
うちの子はどうだろう。この中に入ったとして、やっていけるんだろうか?
想像するだけで緊張が走る感じでした。
ちなみに、家からの距離はどちらも同じぐらい。
給食の頻度、園バスのコース、延長保育の有無、、、などの条件も似通った感じ。保育料も同じぐらいだったと思います。
強いて言えば、園庭はB園のほうが広くて気持ちのいい空間でした。
建物の雰囲気もB園のほうが良かった。
私は、、、、どちらかと言えば、A園推しでした。
あの中でなら息子も悪目立ちせずにやっていけるだろうなと。
A園のほうが、息子だけじゃなく、自分のメンタルが楽だろうなとも思いました。
伸び伸び過ごす中で、周りの子どもたちの刺激を受けながら、成長を見せてくれる息子の姿を想像できました。
が、主人はB園推しでした。
あの雰囲気の中に息子を入れたら成長すると、主人は想像したのだろうと思います。それもわかる。私にも同じ気持ちはありましたから。
ただ、やっていける自信があまりなかった、、、正直。
もう一つ考えたことは、どちらかの園に入ったあと、その園が合わないと思った時に、
B園→A園への転園は可能だけど、
逆は無理だよね、という話を主人としました。
カオスにはいつでも入れる。その逆は無理。
私たちは最終的に、規律正しいB園への入園を決めました。
そして今に至ります。
あれから2年が経ち、息子はとても成長したと思います。
現在は30人くらいの児童に対し担任の先生が一人で見ていますが、時々遅れることはあっても、きちんと指示に従って動けているようです。
この様子なら小学校でもやっていけるだろうと思っています。
この2年で、息子の笑顔が減るとか、幼稚園から足が遠のくとかもありませんでした。
家にいるときの彼は朝から晩まで悪ふざけをしてイタズラばかりしているし、幼稚園でも基本は楽しく過ごしているみたい。
性格は年々明るくなってきているように感じます。
表情の乏しい着ぐるみを何度か脱ぎ、彼本来の明るくてひょうきんな性格がどんどん表に出てきているかのよう。
ではB園がベストな選択だったか?と問われたら、わかりません。
A園に行っても成長したと思うけれど、A園に入った息子と、B園の息子とを比較することはできません。
ただ、B園でやっていけるように親子で努力してきたことは確か。
努力というのは、B園にフィットするための努力と、
もうひとつ、B園以外にも楽しい世界がたくさんあるんだということを親子で味わうための努力、だった気がします。
そしてそれが少しずつ実を結んできたような(自画自賛バンザイ)
なのでB園がベストでした、とは言えないまでも、
B園を選んで本当によかった、と一点の陰りもなく言えるぐらいの心境にはなっています。
以前、ある方がブログで
「うちは療育を一切せずに年少から幼稚園に入れた。最初は大変だったけど、結果的にはこの選択で間違ってなかった。子どもがすごく成長を遂げた」
という趣旨のことを書かれていました。
そのお子さんとうちの息子とがなんとなく雰囲気が似ていたので、注目していたブロガーさんでした。
で、これ、私の実感はまるで反対で、
うちは幼稚園への入園を一年近く遅らせ、その代わりに年少時は療育主体の時間を過ごしたけれど、おかげで息子はずいぶん成長した、療育中心の時間を経てから幼稚園生活へと移行して本当によかったと心底感じていて
何が正解かなんてわからないなあと思いましたね。
幼稚園だけで良かったといわれている方も、療育をした場合のお子さんの姿との比較はできないわけで、
私は私で、年少の4月から幼稚園に入った場合の息子と、療育中心に過ごしてきた現実の息子との比較はできないわけで、
つまり正解なんてわからない。
というより、これが100点満点という答えなんてないんだとしみじみ思いました。
ただその方も、私も、
この選択をして良かったと思えている点は、お互い良かったなあと感じます。
私の選択のほうが正しかった!なんて言い争うようなつもりは一切ないのですが、隣の芝生は常に青いので、つい「そっちのほうが良かったのかな…」という思いが頭をかすめることは正直ありますけどね。笑
私たちは、ベターだと思う選択を積み重ねるしかなく、
一度選んだあとは、選択したことの中で最大限の成果を上げられるよう努力するしかない。
もちろん選択は博打ではなので、できるだけ事前に情報を集めて成功の確率は上げるべきでしょうが、
最後はわからない。
同級生は選べないし、いいと思った先生だって転勤や退職の可能性は常にある。
子どもの性格は百人百様なわけだから、相性だって一人一人違うはず。
選択したあとは祈るのみ、、、ではなく、やはり成功確率を上げるために努力するしかない、と思っています。
事前のリサーチも大事だけど、選択後の努力のほうが効いてくる![]()
これが私の実感![]()
なぜ今日そんなことを書くかというと、そろそろ小学校への就学を決断しなければならないタイミングに入ってきているからで、いまだに悩んでるからなんです。ひー。笑
つまり自分の気持ちの整理のために書いています。
東京って(東京に限らないのでしょうが)、選択肢が多すぎて悩む。
これが私の田舎なら悩む余地なんてまったくないのにな~と苦笑。
普通級を選ばれた方も、支援級を選ばれた方も、支援学校を選ばれた方も、私がブログでつながっている方たちの中だけでも様々な選択があって、そのどの選択も尊いなあと感じます。
我が家は我が家で、学校選びをそろそろ決めないといけないとお尻に火がつきつつも、もう少ししぶとく粘ろうと思っています。
できるだけいい環境の学校を息子に選んであげたくて。ああハゲそう。。。
夜な夜なワインが進む(←だから判断が鈍る説)
そうそう、それとですね、これは主人と私の考えが一致していると思っているのですが、
「最良の選択をしよう。でももし間違ったと気づいたら、すぐに選びなおそう」という考えは常にあります。
情報収集をしたうえで良い環境を整えたいと思いつつも、あれ?これ間違った?と思ったら、軌道修正することをためらわない。
転校とか、そういう選択肢もありということ。
何度も転校するなんていうのは子どもにとって良くないとは思うけれど、合わない環境にカメのように(←この比喩合ってます?)耐えるだけが能ではないとも思っています。
親子三人、いつでも身軽に。
「療育は就学までがんばろう」と思っていましたが、就学では終わりそうにないなあ(遠い目)
でも年々、療育にかけるパワーは減ってきている気がするので、徐々に関与は薄まっていくものと淡い期待を抱いています。
息子よ、いずれは一人で歩いていくのだ![]()
その時私は何しようかな?
自分探しに迷い込む四十代(←手に負えませんね)
オマケ。
最近のお気に入りの家庭学習メニューは「歌の歌詞を書かせる」です。これは何やらいい感じがします。
では、おやすみなさい![]()
mutekidの大好きな本(療育とは関係なし!)
