先日は私のグチグチとしたブログに温かいコメントやメッセージ、いいね!をくださり、ありがとうございました。
涙。涙。涙。
おかげでかなり復活してきました。
コメントには後ほどお返事を書くので少々お待ちくださいませ。
本日は、私がこれまでABAに取り組んでみて、あるいはセラピストさんの様子を眺めていて、
ABAのこういうところがユニークだなあと思うことを書いてみます。
ただ、これから書くことは私が勝手に感じていることなので(私はきちんとABAを学んだ人間ではないので)、学問的に間違っている可能性があります。
なのでくれぐれも、以下は素人の感想程度のものとして読んでくださいね。
ABAでは、行動の種類として「回避」という言葉が時々登場すると思います。
例えば最近、うちの息子は会話の途中で「わかんない」とよく言います。
本当にわからなくて言うのなら適切ですが、時々、絶対知っているはずのことにも「わかんない」と言うことがあります。
これは恐らく、何らかの理由で(多分面倒くさいから)会話をやめたいとき、つまり会話を回避するために「わかんない」と言っている可能性が高い。
「わかんない」と言えば、そこで話が終わることを経験的に知っているのでしょうね。
この「回避」を成功させないことが、ABAの一つの大切なアプローチではないかと感じています。
別の例を出します。
発達に課題がある子はよく、名前を呼んでも無視することが多い、と書かれていますよね。
うちの子もそうです。
例えば子どもの名前が「しまじろう」だとして、
親:しまじろう!
子:無視(←回避成功1回目)
親:しまじろう!!
子:無視(← 〃 2回目)
親:ちょっと、しまじろう!!!
子:無視(← 〃 3回目)
親:しまじろう!!!ねえ、聞いてるの?
子:なあに?
このやり取りでは、この子は3回も回避に成功していることになります。
このプロセスでは「何回か無視しても親は呼び続けてくれる」という、おかしな学習をしてしまっている可能性があります。
あるいは上のプロセスで、もし親が最後に「もういいや」と諦めてしまったら、「無視し続ければ親は諦めてくれる(=面倒な対応をしなくて済む)」という、これまたおかしな学習をしてしまう可能性があります。
回避の成功体験を積んでいるわけです。
するとどんどん回避が増えていく。
これを避けるためにどうしたら良いか、なのですが、
私が思うに、まず「むやみに呼ばない」というのが大事な気がします。
・・・こう言うと、なんだかちょっと拍子抜けしませんか?
え?呼ばない?
でも、多分そうなんだと思います。
「呼んでも答えない=回避の成功」という場面を減らす。
確率を高めるために、分子を増やす前に、まず分母を減らす。
このアプローチ、ちょっとユニークですよね??
そうは言っても名前を呼ばないといけないときはあります。
その時は100%答えてもらう状況をつくる。
具体的には、必ず子どもの近くに行ってトントンと肩を叩きながら「しまじろう」と呼ぶとか。
おもちゃで遊んでいる場面なら、遊ぶ手を一度とめて「しまじろう」と呼ぶとか。
さらに、最初のうちは特に、何かメリットがある時に呼びかけるのが良いように思います。
「しまじろう、おやつ食べる?」
「しまじろう、一緒に遊ぼう!」
「しまじろう、テレビ見ようか」みたいな。
うちの子、メリットがあるときは確実に返事しますもん。
そういうお子さん多いのでは?笑
こうして、
親の呼びかけに答える→ いいことがある
という経験を繰り返していくと、次第に、いいことがない場合でも返事をしてくれるようになっていくのだと思います。
さて、現状の息子に戻りますが、
息子が「わかんない」で会話を打ち切ろうとするときは、今はプロンプトして答えさせます。
私:さっき何食べた?
息子:わかんない
私:ハンバーグ食べた(←プロンプト)
息子:ハンバーグ食べた
私:美味しかったよね
息子:うん
(以下会話が続く)
「わかんない」と言っても会話が終わらないことを知ってもらうためです。
母はその手には乗らんのだ。
というわけで本日は、
「回避を成功させない」
というささやかなお話しでした。