映画「七つの会議」を見ました。
20年間、ダメ社員のレッテルを張られた男、
20年間、出世のために上司に従い続けた男、
映画終盤のセリフが印象に残りました。
何だったんだろうな、この会社人生。
出世レースも、上司の言いなりも、
社会人として当然のこと。
それが仕事で、
生き残るための術だと思ってて、耐えてきた。
この映画の中では、
ダメ社員も
モーレツ社員も
どちらも後悔の念を感じていた。
一方、映画の中で、
社員の福利厚生の一環として
ドーナツの社内販売を企画して実行した
女性社員がいるのですが、
この女性社員が一番いきいきしているように見える。
働くってことは、
会社に所属していなければならないという常識、
組織から離れたら負けという怖れ、
出世しなければ意味がないという価値観、
損をしないようにというモノサシ、
そういうことではなくて、
自分がおいしいと思ったドーナツをいきいきと売るような、
自分をいきいきと表現することなんじゃないか、
そう思うのです。
由宇
