資本主義から社会主義の移行段階時に起こる「革命」。その「革命」とは、過去に社会主義を試みた国々を見てもわかるとおり、議会政治による民主的な採択によって社会主義に移行した例は一つもなく、すべて暴力的な武力革命によって成し遂げられている。社会主義とか共産主義という思想は、表向きにはどんなに綺麗ごとを言おうと、最終的には国家転覆が目標の、極めて危険な思想が根底にあり、口では平和、平和と言いながら、じつは暴力肯定。暴力(武力闘争)によって、初めて革命が実現できると信じられている。資本家を武力で倒し、社会主義が実現した段階で、共産党による一党独裁政治が行われ、必ずや圧政、暴政を招くことになる。
言論は統制され、自由は束縛され、プライバシーは踏みにじられる。マルクスは、「共産党が一党支配による独裁的社会主義政治を行うことによって“のみ”共産主義社会への移行が可能になる」として、絶対的な国家権力を手にした人たちが、仮に社会の富が増大して国民が豊かになったとしても、その権力を自ら手放すなどということは有り得ませんし、その意味では、共産主義というものは永遠に実現不可能なのです。
AD