ブログネタ:秋ドラマ、なに見てる? 参加中映画公開に合わせて、TVシリーズの一挙放送やってて、なんか、久しぶりに見て圧倒されました。今季の秋ドラマが消し飛ぶ出来なんだもん(笑)。
(「SPEC」? 3話目でがっかりデスョ(T-T))
こんなクオリティのドラマ、深夜枠でよくやれたよなぁ、とつくづく思います。このシリーズ、とにかく時系列をバラバラに見せる技をよく使うんだけど、その神経の細やかさが凄いんですよね。
こーいうの苦手な人は、お話がアッチコッチ行って分かり難い、って思うだろうから、だから深夜だったのかもなぁ、とも思います。ゴールデンだったら抗議殺到かも(笑)。
警察官僚がテロリストと通じている?その謀略の目的は?という背景をもの凄くさりげなく、じわじわ強調していくシリーズ構成も、あまりに実験的過ぎたかもしれません(笑)。
しかも最終話で全然解決しないどころか、準主役だった堤真一演じる係長がその仲間なのか!?
という謎が、ラストシーンで出てくるという…(笑)。当時見てて、ぎゃーっ!とか叫んだの思い出しました(笑)。
伏線張りまくって、最後のオチが最大の伏線、って割り切り方は、ホントすごいです。ドラマは謎を解かなきゃ、という先入観を粉々に打ち砕くプロット(笑)、尊敬します。
よくあるダメなドラマは、謎を説明しきれなかったりするんですが、SPは完全な確信犯だからスゴイわけです。
政府機関の裏に潜む謀略なんて、1クールで説明したら確かに陳腐になるんですよね。なら、説明なんて一切しないで、とことん匂わせる、ってのはコロンブスの卵(^^)。
で、アクションに対するコダワリもハンパなかったですね。
とにかく毎回裏テーマがあるのがわかる(笑)。一人の要人をSP2人で守るのがどんなに難しいか、とか、エレベータ内で2対2のプロの乱闘とか(笑)、毎回唸るモノばかり。
ラストの総理暗殺未遂事件ではそんなに出てきませんが、ナイフマニアのテロリストを岡田クンが倒すシーンは圧巻。腕を刺されたあの体勢からのベストな技…というか容赦ない膝折り(^^;。金的なら回復しますが、あれは激痛で動けません…(T-T)。
最近手首折った私には悪夢のよーなシーンでした(爆)。マニアとプロの差を1シーンで見せるところがスゴかったです。
TVシリーズでは、少しでも一般にわかりやすくしようとしたせいで、ちとスピード感が失われてたのが難点だったんですが、映画は(宣伝見る限り)数段レベルアップしてます。
主演の岡田クンは、この作品のせいでジークンドーとカリという格闘技の師範資格までとってしまった、という話(笑)。本気度がハンパないっすねー。一般にはマイナーな格闘技ですが、実は非常に大マジメなんです。
ジークンドーはブルース・リーが創始した格闘技として有名です。詠春拳というカンフーをベースに、ストリートファイト的な要素を組み入れた手技中心の接近戦型です。
カリ(エスクリマとも言います)はフィリピンの格闘技で、ジークンドーにも動きが取り入れられたという代物。短い棍棒2本、ナイフ術などあるのが特徴です。素手の延長で棒を使う理論は、カンフーよりある意味リアルな技です。
どちらも非常に実戦的で素早く複雑。カウンター重視、関節技や投げ技などもある面白い格闘技です。素手や特殊警棒がメインのSPが使う技として、説得力ある格闘技なんですよね。
本物の警察では、日本拳法を応用した独自の逮捕術…だったんですが、今はどーなのか知りません(笑)。
さらにちなみに(笑)日本拳法ってのも一般にはマイナーですが(笑)、防具をつけた打撃系の競技格闘技です。
そんなの弱いんじゃ?とか思われがちですが、例えばK-1のミドル級、K-1MAXの日本大会で今年、全試合KOで優勝した長島・自演乙・雄一郎(コスプレ・ファイターね(笑))は元は日本拳法です。
もひとつちなみに(笑)長島が強いのは彼の格闘センスのタマモノ、ってのもありますが、日本拳法特有の動き、もあると思います。
実はボクシングや空手では、拳を捻りながら正拳を突き出す動きが基本ですが、日本拳法では開き気味の手を握りながら打つ基本があります。
どちらも腕の筋肉だけでなく手首のスナップを使うのが肝ですが、ボクシングを見慣れた人には、そんな打ち方じゃ威力ないだろ?と思うパンチでKOできたりしちゃうんです。ホント見てて面白い。実は琉球空手にも似たような打ち方があって、意外と奥が深いんですよね。
てなわけで(話それすぎ(爆))、
SPは、スタッフが非常にマジメにアクション物に取り組んだシリーズで、見ごたえはよくできた海外アクション物に劣りません。
これが映画版となるとどこまでいくのか、ちと楽しみです(^^)。