DVD「イングロリアス・バスターズ」 | Mutant-Lab

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クェンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演。
第二次大戦中のフランスで、ナチ狩りを任務とする秘密部隊のお話……なのか?(笑)
こういう言い方して、秘密部隊の大活劇映画を想像した人、大はずれデス(爆)。マッタクチガウ。

おそらく、このDVDを観ようかどうしようか、悩んでるオレみたいなヤツがいるんじゃないかなぁ(笑)。なんか宣伝だけじゃ、どんな映画なのかイマイチわからなくて、趣味に合うのか見当がつかなかったんです。

でも、観てみればなんてことない、いかにもタランティーノ映画(笑)。

タラちゃん映画でも小作りな方。映画らしい見ごたえを期待したら、肩透かし食うかも。
とことんB級。ある意味戦争映画ですらない。史実?特に考えてないんじゃ?(笑)

とにかく、オモシロイ展開を追及するのがタラちゃん。実はブラピですら、主役ってホドじゃない。やっぱ群像劇なのだ。

ブラピ=率いるナチ狩り部隊バスターズ、ナチスSSのランダ大佐、映画館の若き女主人エマニュエルとして身分を偽るユダヤ人シュシャナ。この3軸を描くタラちゃん映画なワケ。

人を描くコトに関しちゃかなり手を抜いてるが(笑)、シチュエーションはオモシロイシーンの連発。
この状況で彼(彼女)はどうするんだ? という緊張の場面をイッパイ散りばめたお話なのです。
作品評価なら、B級の下? でもタラちゃん映画好きならイッパイ楽しめます。

女主人の見せ場シーンで、デビッド・ボウイ(「キャット・ピープル」が掛かった時には唸った……カッコイイ使い方が。

とにかくよかったのは悪役のSSランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)。さすが名優。柔和で礼儀正しいが、中身はキレモノで冷血な典型的ナチ。激するシーンはわずかしかないが、とにかくジワジワ人を探る会話が…怖い。冒頭のユダヤ人探しのシーンは、ホント見事です。

あと、オモシロイのが特典。
劇中劇「国家の誇り」フルバージョンは、ドイツ兵がたった一人で米軍300人を相手にする軍プロバガンダ映画だが、…どーみても作りがアメリカ戦争映画(笑)。なるほど、やっぱ戦争映画パロ、と考えるべきか(笑)。
さらに、未公開シーンがオモシロイ! ナチスのNo.2ゲッベルスとお茶するハメになった女主人エマニュエルのシーンが、超長回しで撮っててビックリ。
実際物凄い緊張感のあるシーンなのだが、なるほどこーいう撮り方とかも試して、役者の緊張感を演出したのか、とタラちゃんの力量を改めて感じました。

ちなみにこのゲッベルスもスゴイ!ふいに沈黙する間がコワイ…。未公開シーンでは激昂するシーンもあるのだが、これが無い方が逆にコワイ、というのがオモシロイんです(^^)。