第53回平成24年度あき地方自治経営学会兵庫地区研究大会が平成24年11月8日9日に神戸市のANAクラウンプラザホテル神戸で開催されました。諫早市議会の笠井良三議員と南島原市議会の高木和恵議員と3人で参加しました。「全体テーマは明日の日本と地域経営の戦略を展望する」

第1日 11月8日 10:30~10:55 ≪学会長挨拶≫片山善博(地方自治経営学会会長)≪地元歓迎挨拶≫井戸敏三(兵庫県知事)

11:00~12:00 <基調講演>片山善博(慶應義塾大学法学部教授・元総務大臣) テーマ 「地域政策と議会への期待」

○子どもたちの教育環境を点検する 教育現場の課題解決 ・いじめや不登校・多様な課題への対応と教員の多忙化など 教育委員会の再生 ・委員の人選・教育財政

○雇用と地域経済の自立 地域経済は大幅な「輸入超過」 地域経済の「自立」と雇用の創出 ・学校給食、エネルギー、公共事業、文化芸術など

○財政運営の持続可能性と自治体による自己管理

地方債に対する国の関与の見直し 負担と行政サービスとの相関

○議会の役割と責務

教育行政では ・学校現場の課題を把握ー教員や保護者の悩みや考えを聴き教育施策に反映させる・教育委員の「品質管理」-識見、情熱、責任感、時間的余裕などを吟味

地域経済の自立と雇用では ・個別の事業や施策を点検ー自立度向上に貢献するか・自治体が劣悪な雇用を生み出していないかー指定管理など

財政の持続可能性確保では ・地方債の管理ー(負)のストックとフロー・税のあり方を審議・予算の年度末「使い切り」慣行を根絶

13:00~13:55 <講演 1>福岡政行(白鷗大学法学部教授・東北福祉大学特任教授) テーマ「日本の政治・行政そして明日」

序 東日本の今と復興の遅れー「1歩1歩進めなければ」(陸前高田市長)- 一 風前の灯の野田政権と粗製乱造政権ー何も決められない政権ー

二 霞が関も民主党政権にレッドカードー新しい政官業のフェアゴールデントライアングルを!- 

三 自民党は政権奪回なるか!-安倍・石破ツートップの力量?- 

四 人口減少時代は<引く時>そして<集まる時>ー大きなターニングポイントを超えた日本ー

五 消費税増税を前に、デフレ脱却ー「こんなに不景気の時に消費税をアップなんて!」という声ー 

六 小選挙区300の日本で、第3極はどうなるか?-みんなの党・維新 その他の動向ー 

七 主権者たる有権者の一票に委ねろ!-プロの政治家に日本を託せ!- 結 尖閣問題と日中関係ー日本外交の無戦略ー

14:00~14:55 <講演 2>美岡工業(株)神戸営業所 吉永 正直

テーマ「美岡工業(株)のグローバル戦略について」~豊かな自然と融合し、地域社会と共に育んだ切削技術を但馬から世界へ~

15:00~16:55 <パネルヂィスカッション>テーマ「観光振興による地域の活性化」~また来てみたい。おもてなしの極意~ 

コーディネーター:佐竹 隆幸(兵庫県立大学大学院教授)パネリスト 森崎清登(近畿タクシー(株)代表取締役社長 南部真知子((株)神戸クルーザー・コンチェルト代表取締役社長 藤井英映(兵庫県観光監)

17:30~19:30 懇親交流会

第2日 11月9日 行政視察    9:00~14:30

平清盛「ドラマ館」 スーパーコンピューター「京」 「神戸医療産業都市」(車中)

昼食 キリンビール神戸工場 工場見学