こんにちは、求道者の天啓聖母です。

お金の為に労働する社会を無くしたい、日々の一歩一歩の歩みを綴ります。

 

11月29日の日曜日の晩ですが、聖母さんは珍しくスポーツジムに行ってきました。

そうすると有酸素運動を行うマシンには大抵TVがついているんですよ・・・ええ・・・聖母さん、TV持ってませんし。

TVもいいもんですね、久しぶりに懐かしいオモチャを見ました。

 

内容は、慶応大学病院の整形外科の二木准教授が行うロボット支援人工関節置換術の話でした。

TVによると、変形性室関節症のopeは従来は前十字靱帯を切断しないと人工関節の置換術は難しく、また削る領域や角度の調節は熟練医師でも正確にはできないとのことだった。

そこで、このSmith & Nephew社のロボットと赤外線カメラを用いると、削る深度を計算し必要のない領域を削ろうとすると自動で歯が止まる。
前十字靭帯を温存しより生理的な膝の獲得が可能になった、という話です。

 

赤外線カメラで深度を計測し、

 

医師の見るモニター上に関節を再構成して削る部位の指示と削った領域のリアルタイム表示を行う。

 

医師は術野ではなく、モニターを見ながら削る。

 

ちょっと!!!!

 

これ!?

 

そう!ここ!

これ!

MicrosoftのXboxのKinectでは?

 

・・・なんだ・・・2010年、良いオモチャを出してくれたなと思って、ええ・・・そうです・・・聖母さんはMac用のとfor windowsと続けて2台購入しました。

 

オモチャ用というのは、全世界に向けて大量にハードがはけるので、高性能なものも安価で作れます。

プレイステーションや任天堂のセンサ類もそうですね。

 

・・・・これ・・・・・

そろそろ、スマホに株を奪われ、ゲーム機ハードの終焉かと思われる2010年にMicrosoftがKinectを発売する本気度はどこに?

 

こうやって、医療および産業利用ができる可能性を「射程」に入れての発売だったのでしょうね。

ええ・・・任天堂・・・?

ヌンチャクのセンサはwebカメラの位置を調節する目的で工作に使ったこともありますよ・・・。

花札会社の製品の「射程」は?

 

日本の苦手なことは、そういった将来の展望というか「射程」を設定せずに目先のモノづくりを求め発射してしまうこと。

日本には拡張性が無い。

 

amazonの集配所?

そうです・・・ルンバみたいなのが働いている。

既にある技術を統合すること。

ルンバと棚と床のバーコードを読み取る、それだけの倉庫に、人間作業者はちょっとお手伝いをするだけ。

ロボットにとって働きやすいカタチの工場、既存の工場の概念を変えた全く新しいシステムを生み出した。

 

一方、日本では?

あら・・・まあ・・・・人間の代わりにロボットが工場のラインで働くこともできますね。

さて・・・工場のシステムそのものは人間がやってた時と同じですよねー。

これ・・・お高いんでしょう?

 

 

もう一度まとめると、

欧米「まずは単純な構造で量産可能な何かを作る(kinectとかルンバとか)」->「それらを用いて新しいシステムの発明」

日本「既存のシステム」->「(システムはそのままで)それらの作業者をロボットで置き換えられないか?」

 

ヒトの役割をヒト型ロボットで補う手法では無駄が多いですよ。

確かに人間は多機能ですが、これをロボットで作成しても複雑化して故障が多くなるだけです。

メカなんて、単機能で量産可能なものがよくてよ!

人間が働いていたシステムではなくて、ロボット(この場合はルンバとか)にとって働きやすいシステムを新たに作るのが効率よい。

 

想像力に乏しいというか・・・発想が貧弱というか・・・・。

日本、残念ですね。

 

 

 

天啓 聖母