無職のご主人様と一緒に暮らすということは、何も考えていないから出来るというわけではないのだ。

一度、神の前で一生添い遂げると約束を交わした言葉を簡単に終わらせることなど出来ない。

ここまで彼を信じたのだからと意地になっているのかもしれない。

離婚して、自分一人で生きていく方が楽かもしれない。

このまま彼と一緒にいて幸せになれるかも分からない。

誰か違う人を探して再婚したほうが幸せになれるかもしれない。

しかし、違う道を選んだからといって、それがうまくいくとは限らないのではないか。

他のちゃんとした人と再婚しても、その人がずっと正社員で働けるかどうかも分からない世の中で、健康で働き続けられるかも分からない。

いきなり仕事がなくなったり、病気になり働けなくなるのかもしれない。

そんな時にまた私はその人を切り捨てて、違う道を探すのだろうか。

これから先、どうなるのか分からないのであれば、諦めずに仕事を探し続けている彼を応援していくことが、今の私に出来ることなのではないだろうか。

今まで自分のことしか見ていなかった私に、無職のご主人様と暮らすことは、自分勝手な私に神様が気付かせる為に与えた道なのかもしれない。

 

 

 

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仕事が決まらないご主人様を野放しにしているわけではない。

 

ネットで無職の彼との離婚について相談した際、

「よく平気でいられますね?」や「何かさせるべき!」など強い有難いお言葉を頂きましたが、私も平気なわけではない。

そして、甘やかして何もさせないわけでもない。

 

毎日のように「働け働け。今働かないでどうする!!」と涙ながらに、この悩みでいっぱいの苦しい胸の内を彼にぶつけている。

 

仕事がクビになって初めのうちは、周りの人は「一番辛いのは彼なんだから、あんまり責めないであげて。」と彼を思いやった言葉をかけていた。

なので、私も色々と言いたい言葉をぐっとこらえて我慢していたのだが、こうも無職の期間が長くなってしまうと、こちらがノイローゼになってしまいそうである。

決して、彼も働きたくないから働かないといったニートではないことは見ていてよく分かる。

しかし周りの人から見ると、ただのニートだと思われてもしょうがないであろう。

そこで、どうすれば彼が仕事をしてくれるのか、色々と試してみた。

 

○怒る。怒鳴り散らし、罵声を浴びせる。

○私の方でも仕事を探し、応募させる。

○何も言わずに見守る。

○神頼み。

○風水などでいい気を呼び込む。

○彼の両親に相談する。

○別居する。

○離婚を考えていると脅す。

○いつまでに仕事を決めると約束させる。

 

どんな方法を試しても効果はなかった。

こうなっては、私が、「あげまん」なのか「さげまん」なのかなどと言ったことは関係なさそうだ。

一体何が問題なのかも分からない。

なにかしらの効果が出たらまた報告したいと思う。

 

 

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何か新しいことを始めなければいけないと思った。

気分が落ち込み、無職のご主人様と離婚することをグルグル考えていた。

ネットの質問コーナーへ相談してみた。

やはり大多数の人は「離婚賛成派」であった。

それは分かっていたことだが、なんだか直に言われると胸にグサリと突き刺さる。

大多数の離婚賛成派の意見の中に、数名の「離婚はすべきではない」という意見が目にとまった。

その文章を読んで、もう少し彼を信じて待つことにした。

そして、人生の最後に、無職のご主人様と成功した人生を振り返りたいと思った。

 

そこでやはり彼に任せていてもラチがあかないので、私が成功するための1歩を踏み出すことにした。

やろうと思えば何でもできる。

年齢なんて関係ない。

これまで「もう年だしな…」「これからやれないだろう」と諦めてきたことが多かったが、始めるのに遅いも早いもない。

自分次第なのだ。

いくつであろうとなんだって出来るのではないか。

諦めるのはいつだって出来る。

簡単に出来る。

新しいことを始めるには、勇気も努力も色んなものが必要になってくる。

しかし、このままでいるよりも自分で変えていかなければならない。

 

そして、私は事業を始めることにしたのだ。

それは誰にでも始められることだ。

失敗しても借金を抱えたりしないよう、身一つで出来ることだ。

元手をかけなければ、たとえ失敗してもそれほど痛い思いをすることはない。

それに、私には無職の彼がいるので、そんなにお金をかけることも出来ない。

そこで私は勉強することにした。

現在の世の中はなんとも便利になったもので、インターネットを開けば色んな情報を得ることができる。

そして、同じような考えの人がたくさんいることも知る。

ある時は励まされ、そしてある時は自信をなくするようなこともある。

全てを信じるわけではないが、ある程度参考にする。

 

すぐに開業するというわけではないので、暫く勉強しながら準備期間に入ることにする。

今の仕事は、いつどうなってしまうか分からない状態なのだ。

それを分かって始めたことなので諦めがつくが、以前は正社員でずっと働けると思っていたところがダメになってしまったので、いくら募集の際に、正社員の仕事であろうが信用できなくなっているのだ。

だからこそ、正社員の仕事で割に合わないような仕事はもうしたくないという思いが強くなってきて、それであればそれなりの給料でそれなりの仕事をして、自分の時間を持てたほうが良いのではないかと思い始めたのだ。

その自分の時間を利用して、事業を始めようと思ったのだ。

これが、忙しい旦那様を支える主婦である立場ならば、このような考えは生まれなかったかもしれないが、無職のご主人様と暮らしているからこそ考え始めたことなのだ。

成功できるかどうかは分からないが、何もせずにただ彼の仕事が決まるのを待ち、自分の仕事もどうしようかと悩むよりは、自分の力でどうにかできる方法を試してみたいと思った。

 

 

 

 

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私は仕事上、毎月のように飲み会がある。

しかし、仕事なのでお金はかからない。

無職のご主人様のことなどを聞かれると少々面倒だが、ただでごはんが食べれるし、お酒も飲めるので参加する。

もちろん費用がかかる場合は、可能な限り行かない方向へもっていくのである。

しかし、友達付き合いでの飲み会は考えものである。

 

ただでさえ無職の彼を抱えているので、出費は控えたいものである。

しかし、いつも誘ってもらって断ってしまっては、「付き合い悪いよねぇ。」「結婚して来なくなったね。」などと言われたくないので、出来ることなら参加したい。

しかし、飲み会となると、時間も長くなるし、出費も大きい。

そこで、親しい友人とは、ランチやお茶というかたちで集合することにしてきた。

ランチであれば、ドリンクバーを頼んで好きなだけしゃべっても夕方になれば自然とお開きになる。

会話も、慣れ親しんだ中なので、近況報告や美容についてのこと、仕事の愚痴などである。

そして金額も千円以内で収まることが多いのだ。

 

それにひきかえ、夜の飲み会となると、大勢で集まりよく知らない人と一緒になると、他人について興味津々で根掘り葉掘り聞いてくる人がいるのだ。

そんな時にお互いの旦那話などになるとと、何と答えて良いか分からず気まずい思いをする羽目になる。

お金を払ってまでこんな立場に立たされたくない。

 

本当は色んな人と楽しい会話で盛り上がり、主婦同士であれば、家事のことなど悩みを相談し合いたいものだが、いつ旦那の仕事について聞かれるかと思うと、そんなリスクは冒せないので、家の会話は避けたり、飲み会自体に参加しない日々を送っている。

寂しいものだ。

 

彼に仕事がある時は、気持ちも楽であった。

ご主人様について聞かれても戸惑うことがないのだ。

堂々としていられるのだ。

嘘をつく必要もない。

こんなに気持ちが楽になるんだと些細なことで幸せをかみしめた。

 

しかし、彼に仕事がないだけで一変する。

普通の人がする会話にもビクビクしてしまうのだ。

いつご主人様のことを触れられるだろう。

仕事してないって分かったらどう思うかな。

などと余計な心配をしなければならない。

 

飲み会の誘いがあると憂鬱になってしまう。

参加しないと伝えるだけならいいが、参加できない自分に悲しくなってくるのだ。

正当な理由もないのに、断る自分が切なく、またせっかく誘ってくれた相手に申し訳ないと思う。

そんな憂鬱な気持ちでいると、彼に辛く当ってしまう。

こいつのせいで楽しい場にも出席できないのかと思うと、結婚しているメリットはどこにあるのかと考えてしまうのだ。

そのことについて深く考えすぎてしまうと、気持ちが抑えられなくなってしまい、暫くの間軽い鬱状態になってしまう。

 

特に生理前は最悪である。

イライラする上に、気持ちも不安定になり、その怒りを相手にぶつけてしまい、その後自己嫌悪に陥り自分に対しても怒りを覚える。

そんな中でも彼はいたって普通である。

私の怒りを最小限に抑えようと、出来る限り触れずに腫れものにでも触るような態度をとる。

そんな彼にもイライラしてしまうのだが。

このような状態を繰り返しながらどれくらいの時間が経ったのだろう。

そしてあとどのくらいの時間を過ごせば堂々と飲み会に参加できるのだろう…

 

 

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わらにもすがる思いの時というのは、どんな力でも試してみたくなるのだ。

やはり最終的には神頼みである。

初詣・厄払い・お宮参り・必勝祈願・季節の行事などなど、ことあるごとに参拝する。

昔から云われていることは、前にならっていた方が良いと思っているからだ。

まだ若い頃は、それほど気にはしていなかったが、特に結婚してからというもの風習に従うようになってきた。

 

それとは別に、風水というものがある。

こと細かく勉強しているわけではなく、何気なく良いと言われているものを取り込もうというくらいである。

うちの母は綺麗好きで、家の中はいつ行っても綺麗である。毎日の掃除は欠かさないし、どんなに疲れていても家の中が汚いと、いてもたってもいられないらしい。

風水はそれが一番重要で、いつも綺麗に保つことが“良い気”を呼び込むことになるという。

そのおかげかは分からないが、母は“良い気”で満ち溢れているように感じる。

母の行っていることはだいたい風水にあたるのだ。

トイレ掃除を毎日する。

玄関はいつも綺麗にしている。

玄関マットを使用する。

インテリアを統一する。

あげればきりがないが、母がやっていることは、だいたい風水の本に載っていることなのだ。

選ぶ色やそれを飾る場所など、自然に行っていることが風水上良いとされていることにつながっている。

そこで私も出来る限り母に近づきたいと思い、実行してみようと試みるも、継続力が足りないのだ。

掃除をしていても、一箇所が片付くと満足してしまい、やり残していることがたくさんあると後々気づくのだ。

そしていつ人が訪ねてきても恥ずかしくない状態に保っておきたいと思っていても、いつのまにか散らかってしまっているのだ。

母のように常に良い気を招きいれられるようになるにはもう少し根気がいるようだ。

 

 

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