何か新しいことを始めなければいけないと思った。
気分が落ち込み、無職のご主人様と離婚することをグルグル考えていた。
ネットの質問コーナーへ相談してみた。
やはり大多数の人は「離婚賛成派」であった。
それは分かっていたことだが、なんだか直に言われると胸にグサリと突き刺さる。
大多数の離婚賛成派の意見の中に、数名の「離婚はすべきではない」という意見が目にとまった。
その文章を読んで、もう少し彼を信じて待つことにした。
そして、人生の最後に、無職のご主人様と成功した人生を振り返りたいと思った。
そこでやはり彼に任せていてもラチがあかないので、私が成功するための1歩を踏み出すことにした。
やろうと思えば何でもできる。
年齢なんて関係ない。
これまで「もう年だしな…」「これからやれないだろう」と諦めてきたことが多かったが、始めるのに遅いも早いもない。
自分次第なのだ。
いくつであろうとなんだって出来るのではないか。
諦めるのはいつだって出来る。
簡単に出来る。
新しいことを始めるには、勇気も努力も色んなものが必要になってくる。
しかし、このままでいるよりも自分で変えていかなければならない。
そして、私は事業を始めることにしたのだ。
それは誰にでも始められることだ。
失敗しても借金を抱えたりしないよう、身一つで出来ることだ。
元手をかけなければ、たとえ失敗してもそれほど痛い思いをすることはない。
それに、私には無職の彼がいるので、そんなにお金をかけることも出来ない。
そこで私は勉強することにした。
現在の世の中はなんとも便利になったもので、インターネットを開けば色んな情報を得ることができる。
そして、同じような考えの人がたくさんいることも知る。
ある時は励まされ、そしてある時は自信をなくするようなこともある。
全てを信じるわけではないが、ある程度参考にする。
すぐに開業するというわけではないので、暫く勉強しながら準備期間に入ることにする。
今の仕事は、いつどうなってしまうか分からない状態なのだ。
それを分かって始めたことなので諦めがつくが、以前は正社員でずっと働けると思っていたところがダメになってしまったので、いくら募集の際に、正社員の仕事であろうが信用できなくなっているのだ。
だからこそ、正社員の仕事で割に合わないような仕事はもうしたくないという思いが強くなってきて、それであればそれなりの給料でそれなりの仕事をして、自分の時間を持てたほうが良いのではないかと思い始めたのだ。
その自分の時間を利用して、事業を始めようと思ったのだ。
これが、忙しい旦那様を支える主婦である立場ならば、このような考えは生まれなかったかもしれないが、無職のご主人様と暮らしているからこそ考え始めたことなのだ。
成功できるかどうかは分からないが、何もせずにただ彼の仕事が決まるのを待ち、自分の仕事もどうしようかと悩むよりは、自分の力でどうにかできる方法を試してみたいと思った。
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