前回下肢静脈瘤で、血管内焼灼術(静脈の中にカテーテルを挿入し、熱で内部から逆流している静脈を塞ぐ治療)を覚悟していましたが、弾力スットキングや運動で改善
しています。
下肢静脈瘤は放置して良いの?
下肢静脈瘤は、徐々に悪化していく病気です。自然治癒はしません治療が必要です。
・足のむくみ・だるさ:足から静脈の血液が戻るようになっています(静脈には逆流防止弁があります)が、足の循環血液が滞って足全体の血液循環が悪くなることです。
・皮膚に現れる症状:足の血液が滞り、老廃物が溜まると、膝から下の足が赤や青紫に変色し腫れます。(うっ滞性皮膚炎)血管がボコボコ浮き出したりします。
・皮膚潰瘍、色素沈着:うっ滞性皮膚炎を繰り返すと皮膚表面が潰瘍になることがあります。
・出血・血栓性静脈炎:ボコボコになった血管の部分を何かにぶつけたりすると噴水のように出血することがあります。静脈内に血液が滞り続けると、血栓になり、血栓した場所や周りが赤くなり熱を持ちます、当然痛みも出てきます。
私の場合
実は、私の足はこの血管内血栓状態でした、しかし、小さかったので今は少し赤くなっていますが、腫れも痛みもあまりありません。
下肢静脈瘤になりやすい原因
・遺伝:下肢に下肢静脈瘤の居る人は、発生するリスクがあります。
・加齢:年齢とともに静脈の逆流防止弁の機能が低下します。
・性別:男性より女性の方が下肢静脈瘤になりやすいとされています。
・肥満:体重が重いと足に負担が増えて、静脈に負担がかかります。
・長時間の立ち仕事:飲食店やアパレルなどお客様と対面サービスをする・保育士・看護師・介護士・工場作業員などの仕事です。
・座り仕事:オフィスワーク・コールセンターのオペレーター・フリーランスのライター・デザイナー・研究開発職などの仕事です。
予防と運動やマッサージ
原因から、立ち仕事も座り仕事も、同じ姿勢を続けない事!です。
1,足の運動:仕事の間に休憩をとる。足が疲れたり、浮腫んできたら足を動かしましょう。
ストレッチ:足先を延ばしたり曲げたりする、つま先立ち、足踏み運動、または歩行(トイレ休憩や水分補給のために休憩室などに行く)。
マッサージ:足首から膝にかけて、強く押しすぎないように注意しながらマッサージを行う方法です。(足が柔らかくなるまで)
2、定期的に運動する:ウオーキング・ランニングなどの運動をする。
近所を散歩する。(朝が無理なら夕方)通勤時一駅手前の駅で降り歩く。(ダイエットにもなるかも)
3,肥満にならないように運動、栄養バランスの取れた食事をする。
4,圧迫スットキング:血液の流れ良くして循環をよくする。血液の停滞を防ぎます。(足が腫れるや固くなる、だるい痛いなどの予防になります)
5,冷える足を温める:お風呂にゆっくり浸かり全身の血液循環をよくする。
6,横になり足を心臓より高くする:クションなどを足首の下にひきます。
下肢静脈瘤が悪化している場合
足に、ボコボコした血管の浮きだしや痛み・しびれ・出血のある方は病院を受診することをお勧めします、始めに書いたように下肢静脈瘤は自然に治ることはありません。
血管外科・心臓血管外科や外科・形成外科、皮膚科でも治療をしている病院があるようですので早めに近くの病院を受診することをお勧めします。
皆さんの健やかな生活をお祈りします。