宮武一貴さんの力作『日本の巨大ロボットを巨大に描く―1970年代編―』。紙ではなく、キャンバスに描かれている。

 

宮武一貴さんの力作『日本の巨大ロボットを巨大に描く―1990年代編―』。高さ3メートル、横幅6メートル以上!

 

兵庫県立美術館の『超・大河原邦男』展(2013)年、『富野由悠季の世界』展(2019年)のときは、確か撮影禁止だった。クローバー製の機動戦士ガンダム。

 

クローバー製のガンダムを正面から。玩具のファーストガンダムの角は黄色、アニメ内では白色。気になる人は、調べてください。

 

実物大のガンダムを踏みしめる。この床は撮影可能だが、壁の展示物は撮影禁止だったりする。

 

 

 旧友と京都文化博物館で開催されている『日本の巨大ロボット群像』展へ、行ってきました。福岡市、横須賀市、高松市での開催を終え、京都の次は名古屋市です。

 撮影可能なポイントは多めで、一部が撮影禁止となっています。無論、フラッシュやストロボは使用禁止です。

 

 実物大の初代ガンダムの床画像、スコープドッグやガーランドのパネルがあり、実際の大きさを体感できます。

 

 2015年に宝塚市立手塚治虫記念館の『THE変形 河森正治デザインワークス展』へ行ったときに、『メガゾーン23』のガーランドは河森正治氏ではない、と記事にしています。

 

「THE変形 河森正治デザインワークス展」へ行ってきた。 | 武術とレトロゲーム (ameblo.jp)

 

 今回、『メガゾーン23』でバイクがロボットに変型する『ガーランド』は、『機甲創世記モスピーダ』でバイクがパワードスーツに変型する『モスピーダ』をデザインした荒巻伸志によるものだと知って納得しました。

 1980年代の赤いバイクと言えば、自分たちにすると『AKIRA』の『金田のバイク』、『メガゾーン23』の『ガーランド』、SEGAの体感ゲーム『ハングオン』な訳です。

 

 そして、今回のテーマのひとつが、「ロボット」の内部メカ(内部透視図)でした。工学には縁のなかった自分にすると、完全に理解することはできませんでしたが、昔のメカデザインは、円柱や直方体を繋げた積木風ロボットの中に部品がいっぱい詰まっているイメージ。そこに、永野護が登場する。『ムーバブルフレーム(ムーバルフレーム)』と呼ばれる骨(芯)を設定し、その外側に外骨格としての装甲を盛りました。『エルガイム』で採用された『ムーバブルフレーム(ムーバルフレーム)』の概念は、『機動戦士Zガンダム』へと継承されます。

 

 ああ、現在兵庫県立美術館で開催されている『描く人、安彦良和』展も『北斗の拳40周年大原画』展も行けてないなぁ・・・