屋根が緑に見えます。緑青。

 

お花見の季節だったので、かなりのにぎわいでした。

 

天守閣からの展望。少し曇り気味です。

 

大都会に鎮座する和風で古風な大建築物。

 

正面下からのアングル。

 

 

 桜のお花見の季節に、大阪城へ行く機会がありました。

 桜がきれいな土曜日でしたので、公園内もお城の中もたくさんの人でした。

 

 姫路市民からすると、「姫路城は世界遺産、姫路城は木造建築」「大阪城は鉄筋コンクリート造り、大阪城は博物館」の「おらが村意識」が出てしまいますが、暑い夏や寒い冬に適温で歴史が学べるお城には、姫路城にはない良さがあります。実を言うと、真冬の姫路城は巨大冷蔵庫の中を歩く気分です。

 それから、お堀と石垣が大阪城の方が上な気がしました。

 

 あと、天守閣の利用料金が大人600円、中学生以下無料は良心的です。2025年春より、高校生と大学生をのぞく大人は倍の1200円になるようですので、今のうちに行っておくのが良策です。

 

 姫路城の屋根は、平成の改修後は新しい漆喰のために真っ白に見えました。今では黒に近い灰色に見えます。それに対して、大阪城の屋根は緑色に見えます。それは、昭和に再建されたときに銅瓦の屋根になったからだそうです。あの色は、銅の錆び、緑青(ろくしょう)なんですね。

 

 実は、自分は小学生の頃の約3年間、大阪市内に住んでおり、両親に連れられて大阪城天守閣には行っているはずなのですが、何十年も経過して全く記憶がありませんでした。城内の展示を観ながら登っていくうちに、城内の階段やエレベータや展示の構造を、何となく思い出してきました。ノスタルジー。

 

 日本史はそれほど得意じゃないけど、勉強になりました。