現存する最古のラーメン店と言われる兵庫県尼崎市の「大貫本店」へ行ってきました。
大正元年創業なので、110年以上の歴史があることになります。大正時代から継ぎ足し続けた醤油ダレは、他では真似ができません。好奇心をくすぐられます。
自分のいる兵庫県姫路市は兵庫県の南西部、尼崎市は兵庫県の南東部にあたりますが、比較的簡単にアクセスできるので、兵庫県民でよかったと思います。
中華そばかチャーシュー麺かを選んで、自慢の焼き飯とセットにするのが基本系のようです。画像の通り、中華そばと焼き飯のミニにしました。「ミニ」は「小」より小さいはずなのに、画像の通りかなりのボリュームがありますので、注意してください。過去の自分の記事を見ていただければわかるように、ラーメンは塩分が多いので、自分は白飯(ライス)をそえて食べるスタイルで、さらに塩分を摂取する焼き飯(チャーハン)やチャーシュー丼は基本的に注文しません。しかし、大貫本店の名物が焼き飯とあれば、食べずに帰る訳には行きません。
スープの味は塩分がきつ過ぎず、自分の好みでした。ちなみに、岡山県岡山市にある昭和45年創業の「天神そば」等は、自分にとっては塩分がきつ過ぎて、好みではありませんでした。
最近のラーメンはネギやモヤシがトッピングの基本となっていますが、大貫本店の中華そばは、青ネギで確認しがたいほど少量入っており、キクラゲとメンマ(シナチク)がアクセントになっていました。普段、自分はメンマやナルトには興味がないのですが、麺のツルツル感に対して、キクラゲとメンマのサクサク・シャキキャキ感があり、口当たりが良かったです。チャーシューも大きくて、満足でした。また、食べに行きたくなる味です。
歴史のあるラーメン屋さんは全国にありますが、個人的に気になるのは、その時代の人々の好みに合わせて味のマイナーチェンジをしているのか、昔の味を守り続けているのか判別できないことです。自分が5歳のときに食べたラーメンと、80歳になってから同じ店で食べたラーメンならば比較できる可能性がありますが、大正元年ともなるとどうしようもありません。ただ、全国全ての店が同じ方向に味のマイナーチェンジをすることはありえないので、大正元年創業の「大貫本店」、昭和22年創業の「京都たかばし 本家 第一旭」、昭和23年創業で岡山市にある「浅月」、昭和23年創業で兵庫県加東市にある「中華そば大橋」等を食べ歩くことで、その総体として「昔の中華そば(支那そば)」は、こんな味だったのではないか、との想像はつきます。
大貫本店 中華そばの歴史 (daikan-honten.com)
日本最古の中華そばに大正ロマンを感じる「大貫本店」【兵庫ローカルラーメン】 | sotokoto online(ソトコトオンライン) (sotokoto-online.jp)
大阪人ロックの旨いもんを喰らう!!:尼崎 「大貫本店(だいかんほんてん)」 日本最古の中華そばです! (citylife-new.com)