最近「メガドライブ・ミニ2」や、「イーグレット2・ミニ」のような復刻ミニゲーム機が次々と発売され、スイッチでは「Nintendo Switch Online」や「EGGコンソール」等でレトロゲームを遊ぶことが可能となっている。

 

 自分の家にファミコンがやってきたのは1986年と、他の家庭よりもやや遅い時期であった。まさか1986年当時に、ゲーム自体の人気や面白さとは関係なく、アニメやマンガのキャラクターや実在の芸能人を起用したゲームのみが復刻されにくくなるとは、全く思いもしなかった。権利関係がグチャグチャになって、今誰と誰(法人を含む)が権利を持っているのかわからなくなったり、権利を持っている人が判明しても首を縦に振らなかったり、オリジナルゲームと比較して権利にお金を払わなくければならない分、敬遠されたりするのだろうか。

 

 自分の中ですぐに思いつくのがファミコンでは、

 

任天堂の『スパルタンX(1985年6月21日発売)』

    『中山美穂のトキメキハイスクール(1987年12月1日発売)』

コナミの『グーニーズ(1986年2月21日発売)』

    『火の鳥 鳳凰篇(1987年1月4日発売)』

ナムコの『さんまの名探偵(1987年4月2日発売)』

ハドソンの『ドラえもん(1986年12月12日発売)』

     『忍者ハットリくん(1986年3月5日発売)』

 

あたりだろうか。

 

 バンダイの出すファミコンのゲームはほとんどが所謂「キャラゲー」だったが、

『キン肉マン マッスルタッグマッチ(1985年11月8日発売)』などは、PS2の『キン肉マン』のゲーム内等でおまけとして収録されていたりする。

 しかし、例えば『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境(1986年4月17日発売)』等は、あれ以降日の目を見ることがない。

 

 そして、メガドライブで忘れてはならないのが、

 

『マイケル・ジャクソンズ ムーンウォーカー(セガ/1990年8月25日発売)』

 

 ちなみに、同名で別内容のアーケード版(1990年8月25日稼働)も、同日に登場した。

 

 PCエンジンで、ひとつ話題にしておきたいのが、シューティングゲームの『ガンヘッド(ハドソン/1989年7月7日発売)』。当時から「ゲーム内容は全くサンライズの『ガンヘッド』である必要がない。」と揶揄されていた気がする。

 Wiiのバーチャルコンソール等で『ガンヘッド』ではないかたちで復刻するために、海外版の『ブレイジング レーザーズ(BLAZING LAZERS)』として発売された。

 また、音楽CD『LEGEND OF GAME MUSIC CONSUMER BOX』では、キャラバンシューティングの『スーパースターソルジャー(ハドソン/1990年7月6日発売)』『ファイナルソルジャー(ハドソン/1991年7月5日発売)』『ソルジャーブレイド(ハドソン/1992年7月10日発売)』の曲が収録されているのに、『ガンヘッド』は除外されている。

 PSPのゲーム『ソルジャーコレクション』も、タイトルの通り『ガンヘッド』は収録されていない。

 

 最近、驚いたのはコナミ発売のMSXの名作『F1スピリット(F1 SPIRIT)(1987年10月1日発売)』の音楽CDが復刻されたのだが、タイトルが『MSX RACING SPIRIT』になっていたこと。

 また、ファミコン・ディスクシステムでコナミから発売された『リサの妖精伝説(1988年6月21日発売)』のBGMが音楽CD『ミュージック フロム コナミ アンティークス ~ファミリーコンピュータ~』に収録されたが、タイトルが『アイドルの妖精伝説』となっていた。無論このCDーBOXに『グーニーズ』『火の鳥 鳳凰篇』『キングコング2』『鉄腕アトム』等の収録はない。