曇天の山上から、普通の天気の下の世界をのぞく。
毒草のトリカブト。大山で見かけたので、おそらくタンナトリカブト。
上が、今回2023年9月の頂上碑。下が2015年7月の頂上碑。位置も標高の表示も異なる。
雲と同じ高さなのがよくわかる。正面に見えるのは美穂湾。美穂湾の手前右には豪円山?。ここより下は晴れ時々曇りなのに・・・
今年の9月に、伯耆大山の山歩きをしてきました。
タイトルに「三たび」とありますが、正確には3度目ではありません。高校生の頃に学年行事として一度歩いています。次が2015年の7月です。まつ毛に水滴ができるほど、すさまじい霧(ガス?雲?)でした。その次が、2016年9月。このときは大雨でした。さらに大雨の翌日、6合目まで登って下山・帰宅しています。
今回こそ、快晴を願っていたのですが、天気は曇りときどき晴れ。登山前に大山を見上げれば、雲(ガス?)で山頂が見えません。残念。曇天の中へ登っていく感じは、独特の高揚感があります。しかし、2015年のときのようにまつ毛に水滴ができるほどではありませんでした。山頂や六合目にはさえぎるものがなく風が強い上に、今までで一番遅い時期に登ったこともあり、結構寒かったです。山頂の避難小屋で風を避けて休憩できたのは、よかったです。塩分と温かさを欲してしまい、調理してインスタントラーメンを食べている人が羨ましく思えました。
伯耆大山(弥山)の山頂は、南側斜面の崩落が目の前まで迫っていたことから、10メートルほど北側へ頂上碑が異動しました。3枚目の画像の上部が2023年9月の山上碑、下部が2015年7月の山上碑です。以前は「1710.6M」と刻まれていた標高も、「1709M」へ修正されています。新しい山上碑は、2020年9月に完成したようです。
新しい頂上碑が完成しました | 大山自然歴史館 (daisen-museum.jp)
大山の頂上碑移設 鳥取、寄付で実現 | 中国新聞デジタル (chugoku-np.co.jp)
道中には、画像の通りトリカブトが水滴をまとって咲いていました。現代は、Googleレンズ等で、花の名前が簡単にその場で検索できるよい時代になりました。
8年前の頂上までのタイムと今回のタイムを比べてみましたが、さほど変わっておらず、体力が落ちていないことが確認できてうれしかったです。たくさん汗をかいたので、下山後と翌日に牛骨ラーメンを非常においしく食べることができました。
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