※花の判別を間違っても訂正してくれる師匠がいないので、誤っていた場合は、お許しください。

 

 

ハルジオンの花。姫路市内ではほぼ見かけることがなく、5月の箕面で撮影。大正時代に園芸種として渡来した北アメリカ原産の帰化植物。端末によってはわかりにくいかもしれませんが、「春紫苑」の名の通り、花びらがほのかに紫色をしています。花期は5月から7月です。

 

ハルジオンの茎の断面。茎の中が空洞です。

 

ヒメジョオンの花。漢字で書くと「姫女苑」。江戸時代の末頃に観賞用に移入された北アメリカ原産の帰化植物。花期は6月から10月で、ハルジオンよりも遅く咲き始め、期間は長いです。秋に見かけたら、ヒメジョオンと思ってよいのではないでしょうか。

 

ヒメジョオンの茎の断面。茎の中に白いスポンジ状のものが詰まっています。

 

 

 

 自分が野山に咲く花や野草・雑草に興味を持ち始めたのが2019年頃。それ以降、ハルジオンとヒメジョオンを記事にしようと山歩きや犬の散歩をしながら待ち構えていたのですが、不思議なことに自分の住む姫路市南部は、なぜかヒメジョオンばかり。ヒメジにはヒメジョオンしか咲いていないのか!とダジャレのような状態が続いていました(ヒメジョオンをヒメジオンと呼ぶ場合もありますが、正確には誤った呼び方のようです)。ひょっとしてハルジオンじゃないかと近いづいたら、やっぱりヒメジョオンで、そのうちにヒメジョオンしか咲かない秋になってしまう繰り返しでした。

 このたび5月に箕面市へ行ったときに、ハルジオンが撮影できましたので、記事にしてみます。

 

 

 自分のような素人でもハルジオンとヒメジョオンを区別できるポイントは・・・

 

①ハルジオンの花期は「春紫苑」だけに5月から7月。ヒメジョオンの花期は6月から10月で秋まで続く。

 

②ハルジオンの茎の中は空洞。ヒメジョオンの茎の中は白いスポンジ状のものが詰まっている。

 

③ハルジオンの蕾は紅色に染まり、うなだれる。ヒメジョオンの蕾は上を向く。

 

 

そのほかにも・・・

 

④ハルジオンの葉は茎を抱く。ヒメジョオンの葉は茎を抱かない。

 

⑤ハルジオンの花の直径は1.5センチ~2.5センチで比較的大きい。ヒメジョオンの花の直径は約2センチで比較的小さい。

 

⑥ハルジオンの花びらは細く数が多い。ヒメジョオンの花びらは太く数が少ない。

 

 

こんなところでしょうか。