かつて、日本人の前で一度も負けることもなく、グレイシー柔術最強の男と認識されていたヒクソン・グレイシーが2年前からパーキンソン病と診断されていることを告白した。
ヒクソン・グレイシーがパーキンソン病を告白、手の震えも「神からの贈り物」(イーファイト) - Yahoo!ニュース
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しかし、かつてモハメド・アリもそうであったように、病状の進行にかかわらずポジティブな発言を続けている。
アリに関しては、少年時から受け続けたパンチによる脳へのダメージが遠因と推測されることも多かったが、ヒクソンはそれほど多くの打撃をもらい続けた格闘家ではなく、日常の稽古でも打撃の割合は低かったと思われる。「たら」「れば」の話であるが、仮にアリがボクシングをやっていなかったとしても、パーキンソン病にかかっていた可能性もあると言うことだ。
また、ヒクソンが行っていたヨーガやグレイシー・ダイエットが、脳神経の疾患を防いだり、治癒したりするものではないこともわかる。
全盛時のヒクソンで記憶が止まっている方も多いと思うが、全盛時の頃の夫人だったキムさんとは離婚しており、高田延彦や船木誠勝との対戦で稼いだ大金のほとんどは、キムさんに持っていかれたようだ。現在は、カシヤさんと再婚している。
ヒクソンとキム元夫人の間に生まれた長男ホクソン・グレイシーには先立たれており、数年間トレーニングが行えないほどのショックを受けていた。決して順風満帆な生涯だったとは言い難い。
自分自身も、親族にパーキンソン病で闘病の末、亡くなった親族がいただけに、単なる他人事とは思えない。
今後のヒクソンのメッセージに注目したい。