天下台山の山頂。またもや、三角点チェックをせずに下山してしまう。二等三角点・点名「相生」がある。画像の通り、水戸大神が祀られている。

 

山頂より、相生湾、播磨灘(瀬戸内海)を望む。曇りぎみで残念だったが、奥に小豆島が見える。

 

ここまで倒壊しているのに、撤去されない和式便所も珍しい。ここで、用を足す勇気はない。

 

山頂よりも、昭和30年代まで修験道の行者が常住した行者洞に心を奪われる。宮本武蔵の霊厳洞へ行ったことはないが、これを大きくしたようなところに籠ったのだろう。

 

天下台山の湧き水「長命水」。鹿おどしの音が聞こえて風流。修験者が常住できたのは、近くにきれいな水があったからではないか。

 

 

 天下台山(てんがだいさん・てんかだいやま)は、兵庫県相生市にある標高321.4メートルの低山で、ふるさと兵庫100山に選定されています。

 

 JR相生駅で下車して、岩屋谷公園を目指せば、間違うはずのない道です。ただ、駅から公園までが遠く、自分は道を曲がり間違えて、公園までの舗装道路を遠回りしてしまったようです。公園までたどり着けば、あとは一本道のようなものです。非常に歩きやすく、迷いにくい道だと思いました。

 

 山頂について、水戸大神の碑を眺めながら昼食休憩をしました。天気は曇りぎみでしたが、二枚目の画像の通り、相生湾や小豆島が見えます。前回の西脇市の鳴尾山に続いてまたもや、三角点があるのに探さず、撮影せず、素通りしてしまいました。二等三角点・点名「相生」がありますので、確認と撮影は次回の課題としたいと思います。

 

 山頂には周回する山道があったはずですが、「水戸大神」と書かれた案内表示で右折していないので(東方向へ上がっていないので)、自分は周回をしていません。下山は、西コースと呼ばれるところから下山しました。自分が心を奪われたのは、山頂よりも行者洞。説明版を読むと、修験道の行者が昭和30年代まで常住していたとあるではありませんか。昭和30年代と言えば、自分にとってははるか昔ではありません。さらに下山したところにある荒神瀧に祀られていた方とは、何か関係はあるのでしょうか?パワースポットと呼ぶと軽薄・浅薄に聞こえますが、行者洞にはおごそかさと歴史を感じました。自分は宮本武蔵の霊厳洞を訪れたことはありませんが、これを大きくしたようなところに籠ったのではなかろうかと、想像の翼を広げてみました。その行者洞の少し前(上)には、「長命水」と呼ばれる湧き水がありました。奥からは鹿おどしの音がして風流でした。修験者が、常在できたのは、近くにきれいな水があったせいもあるのではないでしょうか。

 

 荒神瀧を通って下山しましたが、その滝の周辺のたたずまいは、かつて歩いた笠形山の子育て観音&夫婦周辺や、神戸の高取山の白川大明神周辺や伏見稲荷の稲荷山周辺等に通ずるものがありました。実質、この荒神瀧が西コースの登山口かな、と思いました。

 

 ちなみに、以前アップしたワレモコウ、アキノタムラソウ、ママコノシリヌグイ(トゲソバ)、ヒヨドリバナは、このとき出会った花(植物)です。

 今度は、二等三角点を確認して、写真に収めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※関連リンク先

 「山歩き まとめ(改)」 
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html