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金棒池方面から眺める雄岡山。
 
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緑が丘駅から歩き、この登山口から登る。桜の季節で良かった。
 
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雄岡山山頂の石の祠。雄岡神社とされることも。
 
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一等三角点・点名「雄岡山」のつもりで撮影したけど、コレデハナイ?!昔の?
 
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雌岡山山頂の神出神社。
 
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神出中学校門前の子午線標柱。
 
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お茶山山上の忠魂碑(慰霊塔)。
 
 
 雄岡山(おっこさん)と雌岡山(めっこさん)は、神戸市西区にある標高がそれぞれ241.2メートルと249メートルの低山です。『播磨 山の地名を歩く(播磨地名研究会・編/神戸新聞総合出版センター・刊)』にも記載があることから、播磨の山に該当するようです。雄岡山は、神出富士(かんでふじ)、明石富士、播磨富士と呼ばれることもあります。両方の山を合わせて「ふるさと兵庫100山」のひとつに選定されています。金棒池~雌岡山~子午線標柱~老ノ口バス停のルートは、「近畿自然歩道」の一部です。お茶山は、同じく神戸市西区にある標高164メートルの低山です。須磨の旗振山や加古川志方の城山のように、昔は米相場を伝える旗振り山だったようです。雄岡山と雌岡山は男女一対の山で、古くから性崇拝の対象となった山とのことです。
 
 さて、地元では子供でも登れるハイキングコースとされているようですので、それほど詳細な事前調査をせずに、ハプニングとアドリブをある程度楽しむつもりで、4月中旬に出かけました。結果、道中にケアレスミスを5つほどしでかしましたが、それも一興です。
 
 まず、JR姫路駅から加古川駅へ向かい、加古川駅で加古川線に乗り換え、粟生駅まで行きました。さらに神戸電鉄粟生線に乗り換え、緑が丘駅で下車するのが正しいのですが、車中読書に夢中になってしまい、時計を見てそろそろだな、と下車してみれば、ひとつ前の広野ゴルフ場前駅で下りてしまい、余分に800メートルほど歩くこととなりました。これが第一のケアレスミスです。
 住宅沿いに南方向へ歩くと、雌岡山登山口の標識がありました。一枚目の画像ですが、ちょうど桜の花の咲く季節で、花に迎えられて良い気分で山歩き開始です。毎日登山会の方々の努力のおかげと思われますが、付近の下草は刈られ、樹木も剪定されているようで、整備された歩きやすい山道でした。山頂へは十数分で到着しましたが、石の祠がありました。二枚目の画像の通りですが、こちらを雄岡神社(おっこうじんじゃ)と呼ぶことがあるそうです。山頂には、一等三角点・点名「雄岡山」があったはずなのですが、どうも自分は破損した旧の三角点標柱を現在の標柱と思いこんでいたようです。帰宅して他の方のアップしている標柱画像を見てみると、全く違う風貌ではないですか!これが、第二のケアレスミスです。それから下山して、皿池、金棒池を通り、雌岡山方面へ向かいました。
 
 自分に取っては、雌岡山の金棒池側からの登山口はわかりにくい場所にありました。「近畿自然歩道」の看板があり、舗装された山道であるにもかかわらず、なかなかわかりませんでした。舗装されているけれども、自動車の通る太い道路よりも少し奥に入ったところにありました。勾配もゆるく、舗装されている道が長かったので、これならば一本歯高下駄でも歩けそうです。季節がもう少し前であれば、梅林を眺めながら歩くことになるので、違った気分で歩いたと思います。こちらも登山口から十数分で山頂の神出神社(かんでじんじゃ)に出ました。近くにに裸石神社(らせきじんじゃ)と姫石神社があるそうなので、そちらにも寄ろうと思いました。自分は拝殿と本殿の建築物がある裸石神社のみを見て、元のルートに戻ってしまいましたが、もう少し西へ歩いていけば、建築物の中にはなく、磐座(いわくら)のみの姫石神社があったようです。
 
 
 姫石神社がわからず、裸石神社のみ見て去ってしまったのが、第三のケアレスミスです。裸石神社と姫石神社は、いわゆる男女一対の陰陽石ですね。とすると雄岡山と雌岡山も男女一対ですから、この地域は男女一対信仰の入れ子構造になっていると言う訳です。しかし、裸の石と命名された方が風雨にさらされず、本殿に守られているのは皮肉です。下山は、五枚目の画像の子午線標柱のある神出中学校隣へと出ました。
 
 雌岡山を下山したあと、以前に野菜を食べまくった「楽農レストラン かんでかんで」で遅めの昼食を摂ろうと思い歩いていると、「お茶山登山口」の標識がありました。急遽もういっちょ、登ることにしました。山頂から少し下ると、忠魂碑(慰霊塔)がありました。帰宅してから調べると、このお茶山の忠魂碑近くには、三等三角点・点名「東村」があったようです。
 
 
 これに気づかず、ぶどう園方面に下山してしまいました。第四のケアレスミスです。
 
 さて、「かんでかんで」でたらふく食べたあと、帰りはバスで明石駅へ戻ろうとしたのですが、ここで第五のケアレスミスをおかします。帰りだけバスに乗ろうとする人は稀でしょうから、同じミスをする人はほぼいないとは思いますが、マップの通り「老ノ口」バス停は、何と2つあるのです!
 
 
 交通量の多い175号線沿いの「老ノ口」バス停で待っていないと、明石駅行のバスは、いつまたってもやって来ません!神出中学や最明寺から下る途中の道のバス停で待っていた自分は、バスを乗り過ごしました!ちなみに、グーグルマップの方は、175号線沿いのバス停しか記載がなさそうです。
 
 以上の通り、雄岡山の一等三角点、姫石神社、お茶山の三等三角点を確認できていないだけではなく、付近には愛宕山(標高163.2メートル)、白玉大明神、東大年神社、東愛宕神社、山王神社もあったようなので、再挑戦が必要です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

※関連リンク先

「山歩き まとめ(改)」 
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html