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埋蔵文化財センター前にある八重鉾山周辺地図。
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印鐸神社への登り道。石段の苔が風情を醸し出すが、無茶苦茶滑る。
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宮山古墳。ただの公園ではない。
 
 
 昨年12月20日に男山へ登りましたが、ウォーキングがもの足らず、
 
 その後、自転車で移動し、冑山へ登りました。
 
 さらに自転車で北東へ移動して、八重鉾山(やえほこやま)を登りました。
 
 八重鉾山は、姫路市内にある標高62メートルの低山です。付近は宮山古墳(みややまこふん)をはじめとする古墳が多く発見される地帯であり、
 
 
 姫路市埋蔵文化財センターもあります。
 
 
 自分は、父の仕事の都合で何度か学校を転校していますが、自分が通っていた中学校の校歌の3番に、「八重鉾山に松ふりて」と言う歌詞がありました。当時の音楽教師が地元の人間ではなかったので、「八重鉾山って、いったいドコやねん?」とツッコミを入れていたと記憶しています。当時の自分は、どこに八重鉾山があるのか、わからずに卒業してしまいました。宮山古墳公園も、あの頃の少年たちの遊び場だったはずですが、自分はあまり訪れた記憶がありません。まさか、それから30年前後も経ってから、その八重鉾山に初めて登ることになるとは、感慨深いものがあります。「八重鉾」の名称から、「剣岳」や「槍ヶ岳」のような尖った山が何重にも続いているのか、と想像するかもしれませんが、いたって安全な山道の低山です。
 
 四郷町山脇の八重鉾山から、登り始めました。地名の「山脇」も、ひょっとすると、「八重鉾山の脇」と言う意味かもしれません。「山脇六郎右衛門」の人名が先なのか、地名が先なのか・・・。それから、八重鉾山三角点近くのあずま屋へ行きましたが、あずま屋への分岐点からは下草が刈られておらず、笹だらけで露が足に付く状態でした。さらに南へ南へ歩き、坂元山、そして宮山古墳へと至り、埋蔵文化財センター近くへ出ました。
 
 他のサイトでも指摘されていることですが、埋蔵文化財センターの前には、近隣の史跡が描かれた大きな地図(看板)があります。一枚目の画像の通りです。それを見ると、「坂元山(国土地理院の地図で91メートルピークのところ)」あたりに「八重鉾山」の記載があり、自分たちが「八重鉾山」と呼んでいるあたりに「八重鉾山構居」とあります。まさか、学術的な山の位置と、地元の人の呼ぶ山の位置がずれていると言うことはないでしょう。おそらく、埋蔵文化財センター前の地図(看板)の方が誤っているのだと思います。
 
 何だか、数十年前にやり残した宿題を、本日片付けた気分です。
 
 
 
 
 
 
 

※関連リンク先

「山歩き まとめ(改)」 
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html