いわきでの時間 | 梅津美智留オフィシャルブログ「Kauai Rainbow」Powered by Ameba

いわきでの時間

アロハー、

先週カウアイに戻ってきました。

いわき市で行われた4回目の追悼式に出席してからもう3週間にもなるのに、貴重な体験や密度の濃い時間が今も心に残って、何かを書くことができずにいました。

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追悼式で主人か作った曲を祭壇の前で捧げることができました。御霊の前で祈りを捧げられたことは大変光栄なことであり、このような機会をいただけたことを心から感謝しています。

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式典の前日、楢葉町にお連れいただきました。震災によって起きた福島第一原発の放射能漏れにより警戒区域に指定され全町民が避難していますが、避難解除準備区域となり、一時的に立ち入ることができるようになったそうです。しかし、住民が家に戻ることはできません。天神岬スポーツ公園の展望台の後方には、ビニールシートで覆われた除染によって取り除かれた汚染土の仮置き場が、眼下に広がっていました。

展望台のあるこの公園の芝生や木がきちんと手入れされているのに気づいて、聞いてみると、町民のみなさんがいつ戻ってもいいように手入れを行っているとのこと。この街は持ち主の帰りを待っているのに、理不尽な状況に胸が詰まって言葉もありませんでした。
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しかし展望台の望遠鏡で北の洋上を見ると、福島洋上風力コンソーシアムという将来、浮体式洋上風力発電ウインドファームで、将来再生可能エネルギーをつくりだすための研究事業が設置した風力発電の巨大な風車が勢い良く回っていました。
厳しい現実と町民の希望、そして未来がぐるっと見渡せるこの場所の視察は、大きく重いものを私の心に残しました。

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いわき滞在の最終日、私達は小名浜の本町保育園を訪問しました。子供達は「亜麻色の髪の乙女」のダンスで私たちを迎えてくれました。ダンス、凄く上手でかんげきしました!! 
こちらは主人がウクレレ、歌手のダフィーが歌、私がフラで、主人のオリジナル曲、「アロハフラ」のワークショップを行いました。 みんな真剣にフラの振り付けを習ってくてました。
この曲は山口県周防大島と滋賀県守山市の子供達にも紹介してきています。この曲で姉妹都市の子供達の輪を広げたいというのが主人の夢です。
保育園では本当に短い時間でしたが、私たちに興味深々な眼差しと、小さな手が作り出す大きな拍手や歓声が今も耳に残っています。

宿泊したスパリゾート・ハワイアンズでは、3D マッピングを取り入れ、一層迫力を増した素晴らしいショーを拝見しました。両手が痛くなるほど拍手を送ってきました。フラガールズ達の笑顔とパワフルな踊りはいつ見ても感動します。ハワイアンズには子供から大人まで、沢山の笑顔が溢れていました。