ホノルル福島県人会90周年
Aloha,
先週ホノルルで、福島県人会90周年のレセプションが
行われました。
主人の家族は福島出身で、サンフランシスコに移民した
こともあって、主人がカウアイの福島県人を代表して
レセプションに参加しました。
会場には佐藤福島県知事、重枝在ホノルル総領事、そして
ハワイ各島、ボリビア、ブラジル、ドミニカ共和国、北カリフォ
ルニア南カリフォルニア、シアトル、ロンドンと世界の国々から
福島県人会の代表が集まりました。
南米に移民された方たちは、大変な苦労をして土地を
開拓されたと、何かの番組で見たことがありました。
勿論、ハワイでも北米でも移民された一世のご苦労に
代わりはないと思いますが。
ドミニカから代表でいらした佐藤キミ子さんとお話を
する機会があり、いわき市出身だと分かりました。
およそ100年も前に、福島から夢を抱いて、外国に移民
された方たちの勇気と根性に頭が下がります。そして、
その末裔の皆様にお目にかかれたことを心から、光栄に
思います。
レセプションのあと、佐藤県知事を囲んで、各国の県人会
代表の皆さんと、それぞれの国で現在の福島の状況をどの
ように受け取っているか、今後何をしなければならないかなど
についてディスカッションが行われました。
興味深かったのは、ITが発達しているアメリカやイギリスなど
では、原発からの汚染水や放射能のレベル、健康への影響など
毎日のように情報が入りますが、70%が貧困層である
ボリビアやドミニカ、では災害が起こった当初は関心が高かった
ものの、現在はほとんどの人が関心を示さないという報告でした。
正確な情報を得ることは大切ですが、情報が多すぎるとかえって
混乱するものかも知れません。
風評被害などは、まさに多すぎる情報が生み出した根拠のない
不安から生まれたものではないのかなと思いました。