カウアイで起きた日本人観光客の事故について | 梅津美智留オフィシャルブログ「Kauai Rainbow」Powered by Ameba

カウアイで起きた日本人観光客の事故について

Aloha, 


先週の日曜日、福岡からカウアイに来ていた日本人観光客が、


キャンプをしていたカララウの岩場で投げ落とされると言う事故が



起きました。


犯人は名前も顔も分かっていますが、逃走中で、現在、警察が


殺人未遂で行方を追っています。


このニュースを聞いたとき、先ず、思ったのは


携帯電話の電波も届かないような場所で、しかも英語も十分に


話せない女性二人が、なぜキャンプなんてしていたんだろうと


いうことでした。


カララウと言う場所は、1000メートルもの切り立った崖が


海岸線に沿って連なるカウアイを代表する景勝地ナパリ・コースト



の一部で、トレッキング・コースにそって、キャンプ地も3箇所ありま


すが、カララウは最も奥にあり、時間と体力を要するコースで、



かなりのベテランか土地勘がある人でもなければ、なかなか難しい


ところです。


現在警察が捜査中で、詳しいことは何も分かっていませんが、


白人男性に崖から放り投げられたと言うことは、そうなる前に


その男性と何かの係わり合いがあったということなんでしょうね・・


カウアイで日本人の観光客、特に若い女性観光客を見てきている


私の個人的な意見ですが、


一般的に、日本人女性は外人には「もてる」んです。


知ってましたか? でも「外国にいる」と言う意識、つまり、


文化も考え方も、安全性もまったく日本とは違う国に


来ているという意識が驚くほどありません。


ちょっと声をかけられたり、親切にされるとすぐ「いい人」


と思ってしまいます。ガードが甘くて、やさしくて、現金をたくさん


持っていて、だましやすい。まさに、鴨がねぎ背負ってやってきた・・・


という目で見られても仕方がないなと思うような人たちにも出会い


ました。


日本は他の外国から比べると、まだまだ安全な国です。


基本的にはひとつの人種「日本人」から成り立っている国だから


考え方がわりにまとまっている・・・んでしょうね。


外国は違います。ハワイも勿論ちがいます。特に世界的な


観光地ハワイのようなところには、それぞれの常識や価値観の


違う人たちが集まります。 その違いがあると言うことを


良く理解したうえで、また何かのときに自分がどれだけ自分に


責任を持てるかを考えた上で『旅」を計画して、安全に楽しんで


もらいたいですね。


テレビ番組で、バックパック1つで、行き当たりばったりに旅を


する番組がありますが、あれをみて、「何だ、行って見れば


何とかなるものなのね」と言うような安易な感覚を植えつけるような


番組、ちょっと無責任だと思います。


犯罪は、どこでも起きますが、今回カウアイでこのような事件が


起きたことをとても残念に思います。


被害にあわれた方が一日も早く回復するように心から願います。