父が昨日、「一か月にどのくらい生活費がかかっているかー」と言いながら延々と電卓をたたいていた。

 

 

何度たたいても納得がいかないのか、母がそばでげんなりしていた。

 

 

電卓をたたきながら気になる事を、母にずっとしゃべり続けている。

 

「お金の管理はあなたがずっとしてきているからわたしにはわからないよ」と母。

 

そんな言葉を聞く気はなく、それでも延々と母に何かを言いながら電卓をたたきつづける父。

 

 

理解できないらしい。

 

生活費の内訳が。

 

 

ボケて来たのかもーと感じた。

 

 

 

 

そしてふ…と

 

 

父は幸せだと思う。

 

 

 

疎ましがられても、家には私が居るし、母が居る。

 

 

ボケても同居人がいる。

 

 

 

 

でも、「あぁ…私はあぁ成っても一人きりでボケが進んでいくんか…」と思った。

 

 

 

少し寂しいかも。

 

 

 

 

でも、一人で生きるーと決めたのだ。

 

 

 

私は人間とは暮らせない。多分。