私は仕事を転々としていました。

高校を卒業してから転々と。

 

 

職種がある程度続いたことは有ったけども、店舗が長く続かず、別の経営者の店へ転々と。

 

逃げ癖が付いていました。

 

何か失敗すると怒られたり、嫌われたり、首を切られる前に自主退社する。

そんな日々を送っていました。

 

 

自分では「こらえ性が無い」と思っていました。

 

でも、少し前に書いた記事の通り、「人の顔色に敏感」で「失敗したら制裁を受ける」という恐怖心が有ったためだと今はわかります。

 

人間関係もしかり。

嫌われる前に離れるクセ。

 

間合いを詰めすぎて、気が付いたら目の前に居る人は大の苦手。そういう人は私を支配しようとする。

 

人に受けた誤解は解いても無駄。

許してもらえない。

 

 

いつもそんなコトを考えていました。

 

そのくせ嫌われたくないから媚びていた気もします。

 

 

 

そんなこんなで本当に一か所に留まれずに、仕事が安定せず、ボーナスを一度ももらったことがありません。

 

 

 

 

そんな私が今の仕事は長く続いています。

 

 

今の仕事を始めた時、職場に苦手な人が居ました。

出社初日に一緒に帰ろうと言われて、電車の中で先生の愚痴を聞かされ、同意を求められたのです。

大嫌い。

 

 

そういう人は大嫌いです。

 

 

私は「気のせいじゃない?」と流して同意はしませんでした。

 

 

それから、その人は職場で、私のわからない話を延々先生と談笑していて、私を無視する様に成っていきました。

 

 

私は孤独を感じたし、先生とその人は私と先生よりも付き合いも長く、元々友達だったので私よりも大事に決まっているから辛いなら自分が離れればいいと思い、「…辛いから辞めようかな…」と傾きました。

 

 

 

でも、当時は自分の「逃げるルーツ」がわからなかったので「こうしていつもいつも逃げていたらどうしようもない…」と思い立ち、思い切って先生に今の自分の精神状態をぶつけてみました。

 

元々「辞めよう」と思っていたので、先生が理解してくれずに「では退社で」と言われてもダメージは無いです。

 

 

でも、先生は「そうか…そうだよね、24時間泊まり込みで仕事しているのに、仕事中、私と彼女にしかわからない話をして笑い合っていたら疎外感感じちゃうよね、気が付かなかった。ごめんね」と言ってくれました。

 

 

そうして、その次の月の仕事から、その人が、私の知らない話をした時は、話を膨らませずに終わらせるように仕向けてくれる様に成り、三人がわかる話をしてくれる様に成ったのです。

 

 

 

私は勤め続けました。

 

 

 

それから、ちょっとした不安や疑問、ちょっと納得いかない事を感じた時は、隠さずに先生に行ってみる様に成りました。

 

 

結果、未だにお仕事を続けられています。

 

 

 

自分のパターンを変えられたからだと思います。

 

 

そして、先生がとても視野の広い人だった。(一回り年下ですが。)

 

 

育つ過程でマイナス部分をため込んでしまった私でも、少しだけ何かを変えれば少しずつ何かが変わっていくのかも、と思います。

 

 

 

前向きなコトなのかな、これは前向きなのかな?

 

 

 

兎に角これからも、ちょっとしたコトを、自分の悪しきパターンを変えながら、穏やかに生きていきたいなーと思うのです。