★・みはし/お雑煮 | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

お正月の食べ物では何がお好き?


そう訊かれたら答えに窮する。


おせちも雑煮も好きでもないし、無かったら無かったで別に構わない。


とは言っても日本人として生まれてきたのだから、季節の縁起物として一応食べておこう。

 

上野の甘味処「みはし」さん。

 

毎年ここで雑煮を食べてようやく正月を実感する。

 

1階席にご案内。

 

お雑煮を注文。

 

「おさけ」が欲しいところだが「おちゃけ」で我慢。


冷えた体が熱めのお茶を歓迎している。

 

帽子を被った正装姿でご登場。


椀物はふたを開ける時が一番楽しい。

 

●お雑煮(730円)

 

湯気とともに優しく立ち上る柚子の香りが食欲を刺激してくる。


お雑煮は地方によってバラエティーに富んでいるが、正当派の東京の雑煮。


具材は、当たり前だがお餅。


その上に、鶏肉、蒲鉾、なると、椎茸、絹さや。


最後に玉子でとじ、三つ葉の彩で完成。


それではいただきます割り箸

 

汁をズズズッ・・・


鰹節のダシが効いた美味しい汁だ。

 

柔らかい鶏肉。


「あっ、いたんだ」

そう声をかけたくなるナルト。


これが蒲鉾だと、
「おっ、いたいた!」

 

ふわふわの玉子。

 

こんがり焼かれたお餅。


今年も日本人としてお努めを果たした清々しい気分。


皇居の一般参賀も中止だったのでこれにてお正月の行事は終了かな。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【本日の名曲コーナー】

 

お正月の端唄と言えば「せつほんかいな」。

 

私の得意な踊りでもあります。

 

もう3年まえですかね。現役最高齢芸者だった「浅草ゆう子」さんが96歳で亡くなられたのは。

 

貴重な映像が残っているので紹介しましょう。

 

奴さんからのせつほんかいな。

 

九郎判官義経さまは静御前を連れて逃げ

夜も昼も抱いて寝て

よんぼり・・・

の場面ではアドリブも披露。

 

まさに浅草を代表する素晴らしい芸者だった。

 


【お店】 
・みはし上野本店
・東京都台東区上野4-9-7
http://www.mihashi.co.jp/