★★・伊万里ちゃんぽん(内幸町)/佐賀ちゃんぽん | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

長崎県の郷土料理である「ちゃんぽん」も今や全国的に知られるようになった。


元祖である「四海楼」をはじめ有名店巡りに精を出したこともあるが、その中でナンバーワンだと思っているのが佐賀県武雄市の「井手ちゃんぽん」。


「長崎ちゃんぽん」とは違う「佐賀ちゃんぽん」なのだがその深い味は他の追随を許さない完成度の高さ。


その兄弟店が内幸町にある「伊万里ちゃんぽん新橋店」さん。


「井手ちゃんぽん」の創業者には2人の子供があり、本店は弟が後を継ぎ、姉が「伊万里ちゃんぽん」と名を変え新しい店を開いたが、作り方は井手ちゃんぽんのままで味も同じ。


券売機で食券を買うシステム。


お薦めはミニちゃんぽん。


前回レギュラーサイズを註文して撃沈したが、ミニで一般的な店の普通サイズ。


ミニチャーシュー丼との本日のランチをポチッ!


カウンター席に着席し食券を手渡す。


それだけの会話なのに「お客さん佐賀ん人ですか?」


なぜわかるのだ?


「武雄出身です」


「あら~、私もですよ。」


そういう会話になったらシメ子のウサギ。


「お酒ばもろうてよかですか?」


「夜だけばってんよかですよ、鍋島でよかですか?」


「うんうん、よかよか」


お互いに「よかよか」と言いながら問題解決。


鍋島は佐賀の殿様で36万石の大大名。


体内が一瞬にして殺菌消毒されました。


サインを眺めると佐賀県出身の芸能人からスポーツ選手まで勢揃いの賑やかさ。

●ミニちゃんぽんとミニチャーシュー丼(850円)


懐かしさがこみあげてくる佐賀ちゃんぽん。


繰り返しますが、これでミニサイズです。


ミニチャーシュー丼。


それではいただきます割り箸


胡椒を振りかけスープを口に運ぶ。


これですよ!


このスープが東京で食べられる幸せ。


長崎ちゃんぽんは鶏ガラベースが主流だが、豚の頭を使った濃厚なとんこつスープ。


具は豚肉、キクラゲ、紅白はんぺん、玉ねぎ、人参、キャベツ、もやしで魚介類は一切使わない。


具を掘り進むと極太のちゃんぽん麺。


もっちりとした柔らかい麺で濃厚スープと相性バッチリ!


途中からウスターソースで味を変えるのも佐賀流。


厚切チャーシューは噛めばホロリと崩れる柔らかさ。


店内には怪しげな自販機。


子供のお土産に購入。


店長さんからは別のお土産もいただき感謝。

東京で一番美味いと自信を持ってお薦めできる「ちゃんぽん」ですぞ!


美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 ★★ 
・伊万里ちゃんぽん 新橋店
・東京都港区西新橋1-5-5