突然私の中の魂が数十年の過去にさかのぼり、九州愛に目覚めることがある。
博多のとんこつラーメンもいいけど、やはり長崎のちゃんぽんや皿うどんが馴染み深い。
長崎ちゃんぽんの「リンガーハット飯田橋店」さん。
ちゃんぽんも皿うどんも特に好きってわけでもないんだけど、突然食べたくなる不思議な料理。
券売機で食券を購入するシステム。
皿うどんとごはんを注文。
カウンター席に案内され食券を渡す。
待つこと5分ほどで出来上がり。
●皿うどん+ライス(680円+130円)
皿うどんと言ってもうどんじゃない。
揚げ麺とアツアツのあんかけが長崎の皿うどん。
それではいただきます
練りからし少々、ソースはたっぷり。
中身はウスターソースなのだが、これが一層味に深みを持たせてくれる。
口の中でパリパリ砕ける揚げ麺とトロリと柔らかいあんかけが絶妙のハーモニー。
具材は豚肉、海老、きくらげ、インゲン、玉葱、葱、コーン、人参、紅白はんぺん、揚げ蒲鉾、キャベツ、もやしなど。
後半戦になるとパリッと元気だった揚げ麺もぐったり弱ってきているけど、これがまた美味いんだ。
口の中がくどくなってきたらごはんでリセット。
美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【本日の名曲コーナー】
1月2月の週末はアンドレ・リュウの愉快なコンサートを紹介してきたのだが、3月4月は邦楽特集。
今日は演奏時間が1分や2分なので2曲紹介します。
最初は「長崎ぶらぶら節」
江戸の昔の三大遊郭はお江戸の「吉原」、京の「島原」、そして長崎の「丸山」。
お座敷民謡のこの曲は長崎らしい風情がある。
昨日は一日中三味線のお稽古。
2曲目は小唄の三下がりの「鬢のほつれ」
小唄は撥は使わず爪弾きなので柔らかい音がするのが特徴。
三味線というのは面白い楽器で変幻自在。
ピアノだとドのキーを叩くとド以外にないのだが、三味線は歌の声の高さに合わせて12段階に変化する。
分かりやすく説明すると、三味線の四本調子は西洋音楽のCに当たる。
更に曲の表情に合わせて二の糸、三の糸も変化するのだ。
西洋音楽のバイオリンの4本の弦はGDAE。
三味線の四本の本調子ではCFC、二上りではCGC,三下がりはCFB♭。
もちろん耳だけが頼りなので、「調子を取る」とか「調子が良い」の語源にもなっている。
二上りは「かっぽれ」など派手な曲が多く、三下がりは短調のようなしんみり系になる。
たぶん、ほとんどの方には興味も理解もないと思いますが、分かる人だけわかってくれればいいです。
【お店】
・リンガーハット 飯田橋東口店
・東京都千代田飯田橋4-7-8
・http://www.ringerhut.jp/