玄関を開けると、春の風に乗って沈丁花が香る。
よく見ると福寿草も顔を出し始めた。
春椿の「まほろば」 。
「ニッポンの洋食」のキャッフレーズで有名な「新川 津々井」さん。
「赤坂 津々井」とは兄弟店。
1階がキッチン。
オープン直後だったので1番乗りで陣地構築。
1月にステーキ丼を頂いた際に、メニューの中で気になっていたポークジンジャーを注文。
「チューボーですよ!」では、オムライスやハンバーグなど何度も街の巨匠として登場した越田さんの作るポークジンジャーに期待も大ちゃん。
お飲み物はフランス産の白い葡萄ジュース。
●ポークジンジャーセット(2,250円)
湯気とともに立ち上ってくる生姜のいい香りが食欲を刺激してくる。
それではいただきます
いつもながら豪快で繊細なサラダ。
オリジナルドレッシングはキリッと酸味が効いたさっぱり系。
スープはクラムチャウダー。
貝の旨味に思わずにっこり。
お待たせしましたナイフ入刀!
やまと豚の肉の旨さと生姜たっぷりのソース。
生姜や玉ねぎの他にリンゴなどフルーティな風味もあっていろんな素材のハーモニーが楽しめる。
人参、カリフラワー、蕪、芽キャベツ、ブロッコリー、ズッキーニ、マッシュポテトなど、まるで野菜畑のようなガルニ。
「ニッポンの洋食」はごはんが美味い。
お肉をポンポンとしながらジンジャーソースをごはんにもしみ込ませる。
パクリと口に運ぶと幸せ感一杯。
忙しそうだったので越田シェフには挨拶出来なかったが、満足度は星3つ。
10年前は「街の巨匠」としてファンも多かったが、今や東京を代表する巨匠だと言っても過言ではない。
美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【本日の名曲コーナー】
ヨハン・シュトラウス作曲のワルツ『春の声』
町の巨匠は数あれど、クラシック界では最後の巨匠カルロス・クライバー。
ニューイヤーコンサートも野暮な指揮者ばかり並べて年を追うごとにつまらなくなってきたが、もうこんな素晴らしい演奏を聴くことは永遠にないのかも。
【お店】 ★★★
・新川 津々井
・東京都中央区新川1―7-11
・http://tutui.sakura.ne.jp/