★★/田中食堂(上野)/~メンチカツ~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

「上野おすすめランチベスト10」


第8位はこのお店。


どこにでもある下町の風景の中に、どこにでもありそうな大衆食堂。


今や世の中で絶滅危惧種の大衆食堂だが、衰退した原因はハッキリしている。


女性が外食するようになったことも一つだが、時代の変化に対応できなかったからだ。

この本の表紙を飾るように、百年の間地元の人に愛されているお店。


いや、地元の人だけじゃない。


常連さんには安倍総理もいる。


去年の7月にもふらりと現れランチを食べていったそうだが、戦争法案反対などと革命勢力やバカ学生が騒いでた時期なので、いい癒しになっただろう。


安倍総理の好みはビールとハムカツ定食だそうだ。


定食は550円~


店内に入ると更にメニューは増え、一品料理も全て定食にできる。


先に注文と会計をする仕組みだが、知らないで入ってくる客には何も言わないで最後に会計してくれる。


メンチカツ定食と目玉焼きを注文。


ちなみに私がお薦めする定食トップ3は、安倍総理も好みのハムカツ、しょうが焼き、それにメンチカツ。


そうそう、それにオムライスも美味いよ。


席に付き改めて店内を見回すと、作りものじゃない本物の昭和レトロの世界。


天井には扇風機が回っている。


心地よい風を受けながら飲む麦のジュース(笑)


キリンかアサヒから選べるが、大ビンなのがいいね!


中ビンなんてものはお店の都合。


いい店は大ビンと小ビンをそろえているものだ。


お通しはカボチャの煮物。


もちろんお通しの代金なんて取るようなあこぎな商売はしていない。


●メンチカツ定食と目玉焼き(600円+300円)


きれいな黄金色の揚げ上がり。


お皿を動かすとプルプルッと揺れる。


プルプルッがとても楽しい。


目玉だけじゃなくいろんな想像力が働く(笑)


それではいただきます割り箸


ほとんどの人は味噌汁から口を付けると思うが、ここでヒットかアウトか勝負は決まる。


どこにでもある味噌汁が何とも旨い。


メンチカツは食べやすいようにカットしてある。


卓上の中濃ソースはたっぷりと。


細かい、粗いの異なるパン粉を使い、サクサク感と切れの良さを作り込む職人技。


ジューシーな種のメンチカツは何度食べても美味い。


手作り感溢れるポテサラもGood。


目玉焼きは当たり前だけど2個。


何をかけるかは人それぞれだけど、私は2つに分けて1つはソースをかけて食べる。


ごはんには千切りキャベツを敷き詰めて・・・


その上に片方の目玉を乗っける。


こっちは醤油をかけちゃいます。


お待たせしました。秘技目玉焼き崩し!


う~ん、たまんないね!


途中でつまむお新香も文句なし。


改めて店内を見渡すと、私のほかにも1人で食べてるオジサン客2人、30代くらいのカップル1組、若い学生風のカップル1組。


席を立つと、厨房のご主人初めみんなの「ありがとうございましたー!」の明るい声に見送られ、来たときより元気になれるという不思議な大衆食堂だ。


美味しい食事に感謝をこめて「ごちそうさま!」


【お店】 ★★
・田中食堂
・東京都台東区東上野3-5―13


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