今週に入り、急に秋を感じるようになった。
梅雨明けも遅かったし、あっという間に通り抜けていった今年の夏だった。
夜は毎週通っているのに、明るい湯島を見たのはいつだったろう?
たぶん稲庭うどんの醍醐さんが最後じゃなかったかな?
と、思い立ち久しぶりの湯島ランチ。
鮨いづ天神下店。
天神下とはいうまでもなく湯島天神。
国籍不明の雑多な御徒町とは違い、落ち着いた雰囲気が街の魅力だ。
注文はいつもと同じちらし弁当。
お昼限定20食のサービスメニュー。
つけ台には先客が4名。
ネタケースいっぱいにずらりと並ぶ鮨タネ。
一見こわもてだが粋な会話をする親方と、優しいサービスの女将さん。
この家庭的な雰囲気もこの店の魅力。
お茶を頂きながら職人の仕事を見るのも楽しいものだ。
親方からつけ台越しに重箱を受け取ると、すかさず女将さんがお椀を運んでくる。
●ちらし弁当(1,080円)
下の段のちらしは酢飯の上にまぐろの赤身を盛りつけた鉄火重。
2階はおかずがぎっしりつまったお重。
それではいただきます
お椀は豆腐の味噌汁。
うっとりとした目の海老のだしが決め手。
いくら、玉子焼き、酢蓮、焼魚(鯖)、ポテトサラダ。
こちらは煮物中心。
煮帆立、里芋、人参、蒟蒻、高野豆腐、蒲鉾、煮豆、ミニトマト、ブロッコリー。
キチンと面取りした煮物は見た目もよく、しっかり煮汁が沁みた優しい味。
運がいい時は中トロが入る時もあるが、今回は赤身だだけだった。
それでもこの値段でこのまぐろは嬉しくなるね。
食後は水菓子。
ナシとブドウという秋の味覚。
何度来てもCPの高さに驚くが、たかが千円の弁当にここまで手間暇かけるお店もあるまい。
前回も書いたが、あまり他人に教えたくない店だし、お弁当も限定20食なので、この記事を見ても絶対に行かないでくださいね(笑)
いつも美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★★★
・鮨いづ 天神下店
・東京都文京区湯島3-36-8
・http://www.sushiten.com/tokyo/sushiizu-tenjinshita
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