読書感想文と国語力の成長 | 十和田の塾なら、さくらアカデミー|進学塾・学習塾の教室ブログ

読書感想文と国語力の成長

毎年¥1,600で読書感想文講座を実施しています。

もちろん赤字です(笑)

じゃあ何でやっているのか?

個人的に読書感想文を書かせるのが大好きだからです。




先日小学校3年生の女の子が講座に来ました。

その子が題材に選んだ本は

「野ばら」

厳しい本選んだな・・・というのが私の感想でした。



あらすじは、

「A国とB国の国境がありました。

 国境に駐屯したA国の老兵士と、

 同じくB国の若い兵士との間に、

 友情が生まれました。

 やがて戦争がはじまると、

 若い兵士が前線に送られ、

 帰ってきませんでした・・・」

というお話。

戦争の哀しさを訴えています。

難解なテーマです。



感想はたくさんあっていいですが、

少なくとも「戦争の悲惨さ」に、

触れなくては的外れな作品になってしまう。

しかし小3女子が、

この内容からテーマに気づけるか・・・?



案の定最初は本筋と外れたところに目が向いていました。

しかし、

2回、3回と読み返させていたら、

なんと!!!

「私はこの本を読んで、

 戦争が起こることの哀しさを感じました」

と書き始めたのです!

正直驚きました。

難解なテーマだと思ったのですが、

何度も読み返すと気づくのですね・・・



おそらくこの子の読解力は、

この瞬間に何ランクもレベルアップしたはず。

さらに感想文には、

本人の感想である

「咲いた野ばらが綺麗だった」

「おにぎりがおいしそうだった」

なども入り、

非常に良い感想文が出来上がりました。



読書感想文、

とっても嫌な夏休みの宿題かと思いますが、

実は成長のビッグチャンスです!

ぜひ皆さんも私と一緒に、

楽しく宿題片付けましょう。

一生使える、

正しい読書感想文の書き方を

伝授いたします!



【最後に感想文の書き方のコツ】

基本的に読書感想文の書き方は、

①印象に残った場面を見つける

②その場面とどう思ったかを書く

③自分の今までの人生で似た体験を振り返ってみる

 (③は上級者向け)

以後原稿用紙埋まるまで①~③ループ

このルールを守れば絶対いい作文がかけます!

小学生の才能にびっくりしますよ!